7話 ページ7
｢おかしいなぁ、なんで香里奈帰ってこないんや……」
あれから2日経ったが、結局お母さんが家に帰ってくることは無かった。
なんの音沙汰もなくまる2日、電話もメールも繋がらない
本当に私、棄てられたんだ。
｢ねぇロボロ、私棄てられたの?」
｢んな訳……無いわ!!取りあえず、探しに行くで。」
2日間帰ってこなかったので流石にロボロも焦り始めている。
先程ロボロがお母さんの職場に電話したら普通に通勤してるって言うから
逃げたのかな
その後私はロボロと一緒に心当たりのある場所や近所、一通りの場所を
空が暗くなるまで探し続けた。
それでもお母さんの姿は見つからず、まるで存在ごと無くなったようだった。
別にいいよ。きっと私はいずれロボロにも暴力を振るわれ居なくなってしまうから。
私とロボロが歩いていると、周りの家からは少し家族の声が聞こえ、それと同時に
空腹に気づかされる様な匂いも漂ってくる
周りの家はこんな状況になっている家があるなんて知ることも無いんだろうな、
お母さんが料理を作って、夕飯なあに？って聞いて、お父さんが帰ってきて...
｢A」
｢何？」
｢今日、何が食いたいん」
｢え……?」
こちらを見て目に何かに気づいてしまったようなロボロにそう聞かれ、驚いてしまった。
何が……食べたい
なんで……そんな事きくの
｢……食べ...た……い……カレー...?」
もし私のわがままを聴いてくれるのならば、ロボロが私のために作ってくれたカレーを
お腹いっぱいに食べてみたい
｢カレーええなぁ。今日はカレーやな！」
私を見てそう言っているロボロを見て、なんとも言えない、上手く言えないような感情に
なり黙り込んでしまった
｢……＿＿」
｢なぁA」
ロボロは私の前に立ち少ししゃがみ込んだ。
｢香里奈は帰って来ないと思＿＿」
｢お母さんなんて帰ってくるわけないでしょ!!お母さんは...どうせ私の事なんか!!
大事に思ってｯ……無いんだから...!!」
私の中で今まで隠してきた感情が一気に込み上げて来た
｢私だって!!みんなみたいに...暮らしたかったに決まってるでしょｯ!!」
そんな私は全て感情に任せ、涙でぐしゃぐしゃになった顔でロボロを叩き続ける。
それでもロボロは逆ギレもせず、ただこちらを見ている
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砂糖(プロフ) - ななさん» 素敵なコメントありがとうございます!!最近は投稿ができない日が続いているので頑張ります!! (1月18日 7時) (
レス) id: c20e9d8b77 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 登場がカッコ良すぎる…好きすぎる…！！よろしければ続きが読みたいです！無理せず更新頑張ってください！！ (1月17日 21時) (レス) @page32 id: a13aafb24f (このIDを非表示/違反報告)
砂糖(プロフ) - 明太子なげっとさん» コメントありがとうございます!!なるべく早く出せるように頑張ります…! (1月11日 22時) (レス) @page32 id: c20e9d8b77 (このIDを非表示/違反報告)
明太子なげっと - 「大事なものを忘れた」で来るの神すぎんだろ…。続き待ってます…！！ (1月10日 7時) (レス) @page24 id: 9b9289fd09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：砂糖 | 作成日時：2023年9月18日 21時
