33話 ページ33
｢...A...やんな...?」
｢ロ...ボロ.....忘れなかった...の？」
訪問者がロボロだったと確信した私は、驚きと安心感が同時に来てしまい足の力が抜け
その場に崩れる様に座り込んだ。
あぁ、忘れないで居て...くれたんだ
｢...随分と会わない内に大きくなってもうたなぁ...」
｢...........」
私は、優しい手つきで頭を撫でてくれるロボロに対して何も言うことが出来なかった。
いいや、何を言うべきか分からなかった。
私がロボロが出て行った時チェーンまでちゃんとしていれば？すぐに逃げていれば？
こんな事にロボロを巻き込まないで済んだかも知れないのに。それでいてロボロは
私の事を迎えに来てくれた。
またロボロに迷惑、掛けちゃった。
｢.....ごめん、なさい、私っ...私がチェーン掛けてれば済んだ話なのに…」
ロボロの目を見て話していると、自然と視界がぼやけて頬に暖かいものが伝う。
自分で謝りたいと思って、謝る。今までそんな事はした事がなかった私にとっては、
なんだか変な感じだった。
｢.....ほんまに偉いな」
｢.....ぇ？」
｢やって、前のAやったら自分で考えないで謝ってたんやろうけど今は、ちゃんと
考えて謝ってくれたんやろ？」
｢.....だって、ロボロにまた迷惑掛けちゃった...から。ごめんなさい.....」
｢そんなん全然気にせんといてええんやで。と、取り敢えずあいつが帰ってくる前に
逃げるで」
「...うん」
そう言ってロボロは座り込んでいる私を抱き上げ、小走りで外へ出て車までと向かった。
その時のロボロはまるで小さな籠に閉じ込められている小鳥を救い出す英雄の様で、
不思議と安心感が出てくる。
そう言えば今は何年何月何日で、私は何歳なんだろうな。身長も初めてロボロと会った時より
確実に差が縮まってる気がするし髪の毛も伸び切っている。
「.........ありがとう」
「...ん？なんか言ったか？」
「ううん、なんでもない」
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どうもこんにちは砂糖です。物語も半分終えたという事で謎に達成感に浸って
いました。あけましておめでとうございます。今年は、元旦から災難でしたが、皆様の
所は大丈夫でしたか？なんとか私の所は被害が少なかったです。そう言えば、ひとつ
雑談になるのですがこの前私家の居間でR·18のイラストおっぴろげのまま寝てしまったんです
よね。見られてないと幸いです...
続く (更新停止中)
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砂糖(プロフ) - ななさん» 素敵なコメントありがとうございます!!最近は投稿ができない日が続いているので頑張ります!! (1月18日 7時) (
レス) id: c20e9d8b77 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 登場がカッコ良すぎる…好きすぎる…！！よろしければ続きが読みたいです！無理せず更新頑張ってください！！ (1月17日 21時) (レス) @page32 id: a13aafb24f (このIDを非表示/違反報告)
砂糖(プロフ) - 明太子なげっとさん» コメントありがとうございます!!なるべく早く出せるように頑張ります…! (1月11日 22時) (レス) @page32 id: c20e9d8b77 (このIDを非表示/違反報告)
明太子なげっと - 「大事なものを忘れた」で来るの神すぎんだろ…。続き待ってます…！！ (1月10日 7時) (レス) @page24 id: 9b9289fd09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：砂糖 | 作成日時：2023年9月18日 21時
