28話 ページ28
《ロボロ視点》
｢じゃあ行ってくるで？分かったか?絶対3回ノックされなきゃ鍵開けちゃだめやで？
ほな、行ってくるわ」
｢行ってらっしゃい」
俺は今日の朝、Aを家に午前中のみ留守番をして貰う約束で家を出た。俺やって、
あのクソ上司があんなこと言わなければ確実にAの看病に専念したかった
Aは具合はあまり悪くないなんて言うけれど、顔色は真っ青でまだ調子は良くないと思う
んよ
やからと言ったら言い訳がましいが、午前中のみエミさんにAの面倒を見てもらう
事にした。エミさんは、快く受け入れてくれたのでホンマに助かった
それから出社した俺は、今から会議の行われる会議室へと足を運ぶ。会議室に入ると、
そこは重苦しい空気で包まれておりいつものデスク周りとは大違やった。
あぁ、そろそろエミさん着いたんかな。一応着いたら報告を入れてとは伝えたんやけど。
それから会議室の全ての椅子が埋まると、司会が挨拶を挟み説明を始める。本来其方へ集中
しなくてはいけないが、なかなか連絡が来ない事に安堵出来ず全く話が入ってこない。
そうして話が進んで行くと、急にポケット内で振動が起きた。多くの視線が一斉にこちらに
集まるが俺は安堵する。良かった、
｢すみません、少し出てくるので進めててください」
俺はそう言って会議室を出た。
｢!!ロボロさん.....Aさんは...Aさんは本当に家に留守番させたんよな？」
｢は.........どういう意味や...?」
俺は単刀直入に告げられたその言葉の意味が分からなかった
｢落ち着いて聞いてな、俺が今家に入ったら鍵は空いているし...中に誰も居なかったんよ」
俺はその言葉を聞いた瞬間、スマホを落としてしまった。
Aが居ない.....?そんな筈.......いや、ある訳無い...のに
｢ロボロさん？ロボロさん!?大丈夫です...」
俺はスマホから聞こえるエミさんの言葉を最後まで聞かずに通話を終えた。やって、こんな事
する奴、大体目星は着いてるんやから
俺の娘にこんな事するやつは、あいつしか居ない
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砂糖(プロフ) - ななさん» 素敵なコメントありがとうございます!!最近は投稿ができない日が続いているので頑張ります!! (1月18日 7時) (
レス) id: c20e9d8b77 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 登場がカッコ良すぎる…好きすぎる…！！よろしければ続きが読みたいです！無理せず更新頑張ってください！！ (1月17日 21時) (レス) @page32 id: a13aafb24f (このIDを非表示/違反報告)
砂糖(プロフ) - 明太子なげっとさん» コメントありがとうございます!!なるべく早く出せるように頑張ります…! (1月11日 22時) (レス) @page32 id: c20e9d8b77 (このIDを非表示/違反報告)
明太子なげっと - 「大事なものを忘れた」で来るの神すぎんだろ…。続き待ってます…！！ (1月10日 7時) (レス) @page24 id: 9b9289fd09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：砂糖 | 作成日時：2023年9月18日 21時
