3話 ページ3
｢A……は＿＿！＿＿?!」
リビングから早朝にもかかわらず大声が聞こえる。
あぁ、やっぱりか。でもみんな大体ああやって1回油断させてからやる事も
あるから。
私が聞こえないふりをして布団に潜り込むと、少ししてから階段を
登る音が聞こえてきた。
なんだろう。この人には、何を言われるのだろう
｢A!!今日学校やからはよ起きた方がええで」
私はドアを開けた瞬間向けられた言葉に耳を疑う
｢え……?」
｢ん？今日月曜やろ」
違う、私が驚いたのはそこじゃない。殴られるかと思い布団に
潜り込んでいたら言われたのはこれだ
｢え、あ、うん。今支度する」
私が言うと、ロボロは仕事着？の上にエプロンを纏ったまま部屋を出ていった
なんだか、お母さんより良い人?それとも、私が居るのが嫌だから早く行って
欲しいの？
分からない……分からない、
少し考えながらも遅れてしまったら駄目なので素早く支度を済ませ、私は
ロボロのいるリビングへと向かった。
｢おは……よう。」
私がリビングのドアを開けると、そこには料理をしているロボロとソファに
座っているお母さんが居た
なんだ、お母さんもう帰ってきてたんだ。
｢あ、A。呂戊太さんに迷惑かけたら駄目でしょ？」
そういいながらこちらに向ける笑顔は怒りが込められているようだった。
ただの普通の人の笑顔では無い
｢ごめんなさい」
私は反抗しても拳しか帰ってこないのを知っていたので、すぐにロボロの方を
向いて謝った。
｢え?!いや、大丈夫やで、？それくらい普通のことやし」
普通の事、か。ロボロにとっては朝起こしてくれて料理までするのが普通なんだ。
｢ごめんねぇ呂戊太さん。この子ちょっと馬鹿で間抜けでどうしようも無い子だから」
お母さんがそう言うと、ロボロも黙ってしまった。
別に私も言うことないから黙っとくけど。馬鹿で間抜けでどうしようも無い子か、
じゃあそんな子を産んだお母さんは馬鹿で間抜けでどうしようも無いほどに腐った
人なんだ
｢は？今なんて言った？」
あ、声出ちゃったのか…でもそうじゃん。普通子供がいる人は夜の宗右衛門町なんか歩み寄ら
ないでしょ
｢いえ何も。じゃ、行ってきます」
私は居心地の悪いこの空間から一刻も抜け出したかったので少し早いが重たいランドセルを
背負い家を出た
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砂糖(プロフ) - ななさん» 素敵なコメントありがとうございます!!最近は投稿ができない日が続いているので頑張ります!! (1月18日 7時) (
レス) id: c20e9d8b77 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 登場がカッコ良すぎる…好きすぎる…！！よろしければ続きが読みたいです！無理せず更新頑張ってください！！ (1月17日 21時) (レス) @page32 id: a13aafb24f (このIDを非表示/違反報告)
砂糖(プロフ) - 明太子なげっとさん» コメントありがとうございます!!なるべく早く出せるように頑張ります…! (1月11日 22時) (レス) @page32 id: c20e9d8b77 (このIDを非表示/違反報告)
明太子なげっと - 「大事なものを忘れた」で来るの神すぎんだろ…。続き待ってます…！！ (1月10日 7時) (レス) @page24 id: 9b9289fd09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：砂糖 | 作成日時：2023年9月18日 21時
