20話 ページ20
｢おは、よう」
｢!おはようさん、机にあるの食べてってな」
私が身支度を済ましリビングへ行くと、既にロボロは起きており支度をしていた。
そう言って机の前の椅子に腰を掛けると、目の前には白米と色とりどりのプレートが
置いてある。なんで朝からこんなに作ってくれるの？
時間もあまり余裕が無いので、私はなるべく早く朝ごはんを食べ終わるように考える事を
やめた。
｢ご馳走様でした......じゃあ、行ってきます」
朝ごはんを済まし、新しいパーカーに腕を通し重たいランドセルを背負い玄関を出た。
外に出ると、身体の温度は段々と下がっていくように感じる。周りの子は、マフラーを
巻いている子や冬着の子が大半で、季節を感じる。去年だったらきっと私は半袖短パン
だったんだ。そう思い今の姿と前の姿を想像すると、少し暖かく感じた
教室行ったらまた黒田さんは色々言ってくるだろうなぁ。確かにお金持ちなのは知ってるけど
なんであんなに見栄張れるんだろ
そんなどうでもいい事を考えながら歩いていると、あっという間に教室の前まで
着いており、時間の進み具合に驚かされる
｢Aちゃんおはよう!」
｢おはよう」
｢あ!Aちゃん新しい服着てる！似合ってるね」
｢その髪飾り綺麗な色〜」
私が教室の扉を開けると、あっという間に私はクラスの女の子達に囲まれた。服等に
気づいてくれた子は、そう言い褒めてくれる。なんだか、こんな事言われるの
初めてだな
｢.......!?え〜？またそんな格好して来たの〜!?そんな服買わされるママ達可哀想!」
ほら、やっぱり。
私が女の子たちと会話していると、人を押し退けてまで黒田さんは文句を言いに
くる。黒田さんも、飽きないね
でもこの服はゾムさんが買ってくれたからそんなこと言われるのは癪に障るしまず
そんなこと言われる筋合いないよね
｢お母さんいないし正直文句言われる筋合ない」
私がそう言い張ると、黒田さんは凄い目付きでこちらを睨む。
｢でもその服前セールのカゴに入ってたんだよね〜結局は安物しか買えないのでしょ？」
笑顔でそう言う黒田さんは、そんな事言うような娘に育っちゃった親が可哀想。
でもセールより何よりも買ってくれたことに変わりは無い
｢別に、買ってくれたことに変わりは無いし私はセールでもなんでもいい」
そう言うと、それが気に入らなくなった黒田さんは最後に軽く舌打ちをし席へと
戻って行く。
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砂糖(プロフ) - ななさん» 素敵なコメントありがとうございます!!最近は投稿ができない日が続いているので頑張ります!! (1月18日 7時) (
レス) id: c20e9d8b77 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 登場がカッコ良すぎる…好きすぎる…！！よろしければ続きが読みたいです！無理せず更新頑張ってください！！ (1月17日 21時) (レス) @page32 id: a13aafb24f (このIDを非表示/違反報告)
砂糖(プロフ) - 明太子なげっとさん» コメントありがとうございます!!なるべく早く出せるように頑張ります…! (1月11日 22時) (レス) @page32 id: c20e9d8b77 (このIDを非表示/違反報告)
明太子なげっと - 「大事なものを忘れた」で来るの神すぎんだろ…。続き待ってます…！！ (1月10日 7時) (レス) @page24 id: 9b9289fd09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：砂糖 | 作成日時：2023年9月18日 21時
