19話 ページ19
｢もしかして......こんな感じやった…?」
唖然とした表情の大先生さんが曲の流れているスマホを私に突き出すと、
私は確信した。この曲だ、
曲と同時に流れてくる映像には、ここにいる人達と同じ名前と立ち絵が表示されて
いる。もしかしてだけど.....違うかもしれないけど、ここに居る人って本人達...?
｢この曲。もしかして...本人達なの...?」
私が問いかけると、皆揃って視線を泳がせている。
｢せやで、ようわかったなぁ」
ロボロは苦笑しながらそう言い、私の頭に手を置いた。よく分かったって、だって
名前全く一緒だもん
他の人たちも、苦笑している。私は、なんて言っていいか分からずただ下を向き黙り込む
事しか出来なかった。だって、急に本人達って分かったらどんな反応すればいいのかなんて
分からない
｢そ、そろそろ帰りますかね......時間も時間ですし」
｢あ、もうこんな時間やん、俺も明日仕事あるから帰らなあかん」
少し間が空いてからエーミールさんが帰ることを提案すると、他の人たちも明日の予定等の問題で
帰ることになった。私も時計の方を振り向くと、既に針は24時を指しておりいつもじゃ
眠りについている頃だ。
｢じゃあ、お邪魔しました!また、機会があったら会いましょうAさん」
私に向かって微笑みそう言ったエーミールさんは、他の人を連れて帰って行った。
他の人が帰ると同時に、先程のうるささとは真反対に部屋は静まり返る。ロボロはあまり酔って
居ないので、きっと私が連れて行ったりしなくても自分で部屋は行けるだろう。
私ももうどうせ明日学校だし寝なきゃ
｢ロボロ、おやすみ」
｢おやすみ、明日寝坊せんようにな」
一通り部屋を片付け終わり、時間も遅い為私は2階の自室へ向かった。
扉を開けると、そこはいつも通りベットしかなく質素な部屋。だけれど、今日
一つだけ置く物が増えた。
それは、クッションだ。これもロボロがくれた物で、私の部屋を見た時思ったんだって。
子供部屋にしたらなんか寂しいな、って。このクッション凄く柔らかいんだ
もしかしたら、明日も、こんな暮らしが出来るのかな
それなら、いいな
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砂糖(プロフ) - ななさん» 素敵なコメントありがとうございます!!最近は投稿ができない日が続いているので頑張ります!! (1月18日 7時) (
レス) id: c20e9d8b77 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 登場がカッコ良すぎる…好きすぎる…！！よろしければ続きが読みたいです！無理せず更新頑張ってください！！ (1月17日 21時) (レス) @page32 id: a13aafb24f (このIDを非表示/違反報告)
砂糖(プロフ) - 明太子なげっとさん» コメントありがとうございます!!なるべく早く出せるように頑張ります…! (1月11日 22時) (レス) @page32 id: c20e9d8b77 (このIDを非表示/違反報告)
明太子なげっと - 「大事なものを忘れた」で来るの神すぎんだろ…。続き待ってます…！！ (1月10日 7時) (レス) @page24 id: 9b9289fd09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：砂糖 | 作成日時：2023年9月18日 21時
