17話 ページ17
私はゾムさんにそう言われ、店内にある試着室へと向かいパーカーに手を通した。
今までこんな綺麗な服など無縁だったので姿見で見てみると、自分じゃない様だ
パーカーを着てみた私は、試着室から出て椅子に座っているゾムさん達に早速
見せてみる。
｢似合っとるで」
｢似合っとるやん！...その服、欲しいん？」
｢……」
ゾムさんにそう聞かれ、少し困惑してしまう。ここで欲しいなんて言ってしまっていいの？
なんて言えばいいのか分からないけれど、私はこの服が欲しい
｢……欲しい」
｢!!決まりや！買ったるわ」
私がそう言うと、ゾムさんは表情を明るくさせすぐにお会計のレジの方へ行って
しまった。言わない方が良かったのか……?
ゾムさんに服を買ってもらった私は、新品の服のままモール内を見て回った。
他の人をつまんないかもしれないのに連れて行くのも、嫌気が差した私は他の人の耳に届かない
ようにロボロの耳元で呟く。
｢もう他の人つまんないかもしれないし連れてくのも迷惑かも思うからそろそろ解散...しよ」
それに気づいたロボロは、一瞬私の顔を見つめ微笑んだ。他の人達は皆で話して
いるから恐らくばれて、ない
｢それなら、大丈夫や。こいつらはそんな事思ってないと思うで」
ロボロはそう言うけれど、根拠は何処にもない。あんな優しくしてくれるショッピ君
だって内心真っ黒かも知れないし。
分からない......
｢ロボロ、Aちゃん聞いとる？」
｢あ、すみません.....聞いてなかったです」
考えていると、後ろに立っていたシャオロン...?さんに肩を叩かれてしまった。私の
返事を聞いたシャオロンさんは、やっぱりそうやと思ったわ。と、いい笑っている
｢今話してたんやけど、ロボロとAちゃんが良かったら飯行こうや」
｢俺はええで。Aは、ええか？」
ご飯.........もうそんな時間なんだね。確かにお腹.....空いたかもしれない
｢うん」
｢じゃあ、ロボロん家でええか！1番近いんやし！」
｢は?!なんでや!!.........別にええけど」
私とロボロが同意すると、コネシマさんが私の家で食べると言い出した。私の家
汚いよ。まだ全部片付いた訳じゃないし
でも、ロボロももういいって言ってるからいっか。せめてティッシュとかは片付け
ないとなぁ。
潔癖症の人とか居ないといいけれど
｢じゃあスーパー行くで!!」
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1部修正させていただきました
(追記11.19)
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砂糖(プロフ) - ななさん» 素敵なコメントありがとうございます!!最近は投稿ができない日が続いているので頑張ります!! (1月18日 7時) (
レス) id: c20e9d8b77 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 登場がカッコ良すぎる…好きすぎる…！！よろしければ続きが読みたいです！無理せず更新頑張ってください！！ (1月17日 21時) (レス) @page32 id: a13aafb24f (このIDを非表示/違反報告)
砂糖(プロフ) - 明太子なげっとさん» コメントありがとうございます!!なるべく早く出せるように頑張ります…! (1月11日 22時) (レス) @page32 id: c20e9d8b77 (このIDを非表示/違反報告)
明太子なげっと - 「大事なものを忘れた」で来るの神すぎんだろ…。続き待ってます…！！ (1月10日 7時) (レス) @page24 id: 9b9289fd09 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：砂糖 | 作成日時：2023年9月18日 21時
