せ く し ー な お 姫 様

＊『頑張って』 ページ20

佐藤side


今日は、俺とAと２人だけの収録





機械トラブルがあって、時間が３時間くらい遅れることになった






飲み物買って、楽屋に戻ったら、






佐藤「寝てるし……」





Aが、寝てました。







佐藤「……顔色、悪いなぁ」





最近Aは睡眠時間がないみたいで。





俺らよりも忙しいらしい






スケジュールもパンパン





佐藤「頑張れ、か…。」







普段、何気なく使ってる言葉。






時にはそれが、刃物になることもある。







『頑張って』なんて、気安く言っちゃダメなんだ







佐藤「俺は、どんな時も味方だよ」






君のその寝顔も、髪も、体も、全部、全部愛おしい







シンメ？同い年？






そんなの知らない






Aが歳上でも、歳下でも、俺はAのことが大切。








佐藤「俺も、Aに抜かされないようにしなきゃな。」






すでに抜かされてるか(笑)






「……ん、勝利、？」




佐藤「起こしちゃった？ごめん」



「大丈夫……。時間大丈夫？」




佐藤「大丈夫だよ。まだまだある」





「そっか…。まだ寝てるね…」




佐藤「うん。おやすみ」



「おやすみ………。」






『頑張って』よりは、『頑張ったね』の方がいいのかな

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