ドSな小瀧と冷め少女

冷め少女 ページ33

愛梨「ほーうかーごー！」



奈緒子「今日休みだっけ？」


愛梨「うん！」




「部活ないの？」



愛梨「なんかなー、先生方の用事でないんやてー！」



奈緒子「久しぶりに出かける？」



愛梨「それええね！A、行こ！」




「私？いいよいいよ。二人で行きなよ」




奈緒子「なに言ってるん？Aも行くやろ？」





「でも私、帰ってご飯作らなきゃ…」



愛梨「おかんおるやろ！」





「私いないの(笑)だから、お兄ちゃんのためにつくらなきゃ。ごめんね。また今度誘って？」






奈緒子「あ、おん。ごめんな。」



「ううん。二人で楽しんできてね」






じゃあ。と言って二人のもとを去る。





私だって本当は行きたい。






二人みたいに、オシャレして化粧して、かわいくなって。






でも私は、お兄ちゃんがいるから。







小瀧「あ、みっけ」





「え？」





小瀧「ちょっとええ？」







「はぁ…」






小瀧「朝のこと忘れてへんよな？」





「絶対服従？」




小瀧「おん。さっそく仕事やで〜。

毎週月、水、金俺の家に飯作りに来て」









「は？」




小瀧「せやから〜、飯！ごはん！作りに来て。てか来い」





「いやおかしいじゃん。なんで私が作らなきゃだめなの」





今までどんな生活してきたのこいつ






小瀧「俺、親いないねん。お姉ちゃんおるけど仕事とかでほとんど帰ってこぉへんからあんまり食わないねん。
せやから、お願い。な？」








「……絶対服従でしょ？お願いしてどうすんの。
わかったよ。いくから。そのかわり材料ちゃんと用意しといてね」






今日は…火曜日






「今日は行かなくていいか。」







まぁ食わなかったら細くなるよな

シスコン→←ドS

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す