ドSな小瀧と冷め少女

ドS ページ13

『緊急に開いて申し訳ない！

いまの生徒会長候補が転校することになって、新たな生徒会長を紹介します』




「一年三組重岡Aです。」



重岡「Aやん！」



小瀧「ほんまやな」





相変わらず冷たい顔してんな〜




愛想よくできひんの？




『決意表明を』





「なら遠慮なく。

私はなりたくてなったわけじゃありません。成績がいいから。ただそれだけの理由で生徒会長になりました。
だから、この学校を良くしたいなんて一ミリも思っていません。
良くしたところでなにがありますか？ただこの学校が有名になるだけ。
先生方…大人の皆さんはその称号が欲しいんですよね？
だから生徒たちにあれやれこれやれ。命令する。
私はそんな学校、なくていいと思ってます。

私の実体験をお話ししましょう。
中学生の時の話です。
みなさん友達の嫌なところがあったら陰でぐちぐち言いますよね？私もその一人でした。
でもある時それが先生にばれて、大事になって。
そんな時先生が言いました。
''陰で愚痴言うくらいなら本人に直接言え''と。

だから私は本人に言いました。
その子は先生に言いました。
すると先生は、''なんでそんなことを言ったんだ''と怒りました。私は言いました。
''先生が本人に直接言えと言ったから言っただけです''と。

すると先生は、''言い方ってものがあるだろ。中学生なんだから考えろ''と言いました。
相手の嫌なところをオブラートに包んで本人に言う。
そんなことしたって相手は直しませんよ？
だから大人は信じられないんだ。

だから私は授業も聞かず家で勉強もせず、なにもしない。
けれど学年トップなんて簡単に取れる。
一生懸命勉強して努力してる人が聞いてるならとても憎いことでしょう。
でも所詮学校はそんなものだ。というのを私の口から言いたかっただけです。
長々と申し訳ございません。


これが、私の決意表明です」

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