暗殺者が2人 ページ3
．
自己紹介を終える頃には、着替えも終わっており、皆でグラウンドに向かった
「「「個性把握テスト！？」」」
僕に"個性"なんて無いけどね
お茶子「入学式は？ガイダンスは！？」
相澤「ヒーローになるなら、そんな悠長な行事、出る時間無いよ。」
確かにそうだ
入学式とか言う行事に出る位なら、その時間を使って訓練した方が何倍も良いと思う
相澤「雄英は"自由な校訓"が売り文句。そしてそれは"先生側"もまた然り。」
驚きを隠せないで居る
相澤「お前達も中学の頃からやってるだろ？"個性"使用禁止の体力テスト。」
体力テスト…嗚呼、確かあの8種目
凄い遠くまで飛ばして、自分で取りに行ってたあの悲しいボール投げ
速すぎて測定不能…測れるまで何回も繰り返したあの５０ｍ走
飛ぶ際に勢い余り滑って、恥ずかしそうにしてたあの立ち幅跳び
先生用の銃弾を避けながら走ってたあの持久走
測定器を壊して、烏間先生に物凄く怒られてたあの握力測定
微妙に、上手いあやとりを取り入れながらやってたあの反復横跳び
触手を抑える人が居なくて、自分で触手を抑えてやってたあの上体起こし
何処までも続くあの長座体前屈
『僕にあんな動き出来ない…』←
麗日「Aちゃん、体力テストの時何があったん？」←
『色々あったぞ？』←
相澤「 ｺﾞﾎﾝ…実技入試成績のトップは爆豪だったな。」
爆豪「お。」
相澤「中学の時、ソフトボール投げ何ｍだった？」
爆豪「67m。」
相澤「じゃあ"個性"使ってやってみろ。」
爆豪が円の中に入る
相澤「円から出なきゃ何をしても良い。思いっきりな。」
爆豪「ンじゃまァ…」
軽く準備運動をする爆豪
爆豪「死ねェェ！！」
爆風と共に投げ出されたボール
『死ね…か。』
凄い掛け声…
相澤「先ず自分の最大限を知る。それがヒーローの素地を形成する合理的手段。」
相澤先生が見せた端末には【705.2m】と表示されていた
「705mってマジかよ…」
三奈「何これ！面白そう！」
「"個性"思いっきり使えンだ、流石ヒーロー科 ！」
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作者名：スポンジ x他1人 | 作成日時：2019年1月31日 0時
