183話 そっくり ページ36
「あの・・・Aちゃん?」
この子、誰だろ。目ぱっちりまつげバシバシ。かわいい。
流架「どうしたの、A」
女の子「あなたは「ルーちゃん」ね。2人とも思った通り!はじめまして、日向棗の妹の葵です」
棗の妹⁉
A「かわいい。なんであんな無愛想の妹がこんなかわいいの!」
頭掴まれた。だが、抜けるのは簡単なのさ。
A「どうしたなっつー。本当のことを言われて戸惑っちゃったかな」
棗が怒ってもただ面白いだけよ〜。
棗「わりぃ、流架「流架だけ?!」こいつがあんまりしつこいから、前にお前らのこと話したんだ」
A「へー。家ではルーちゃんって言ってるんだ」
あ、明後日の方向見てる。
A「葵っていうんだ。日向葵をそのまま読んだらヒマワリだね。かわいい名前」
下にさらに女の子が生まれたら夏だな。日向夏。
葵「うん♡よく言われるの」
棗「ヤナやつだろ。ムカつくだろこいつ」
A「実際かわいいんだから堂々してたらいいよ。それに、棗の妹だと思ったらあんまり」
棗「おい」
なにかなー棗君。心当たりでもあるんですか〜。
A「だから棗が怒っても面白いだけだよ。眉間のシワが、この歳からついてたら将来困るよ?」
あは。怒った怒った。
棗をからかうの楽しすぎ。短気な子ほど、怒ったら笑っちゃうよねー。
流架「Aって、棗の扱い?慣れてるよね」
うん。なんだろな、似てるんだよ。あたしの親友に。
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作者名:宮本 真由美 | 作成日時:2015年7月23日 21時