【学園アリス】名のない巫女４ (ページ30)

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177話最初の出会いページ30

今から2年前。もう少しでAと出会って1年になる春。

自由になれない息苦しさを感じていた時、出会ったんだ。

またAいない。

クラスには、ほとんど現れないAの席が、ポツリと空いていた。

担任「今日はこのクラスに転入生のお友達が来ました～」

ぽけ・・・と担任の声をほとんど聞いていなかった時。

扉を開けて入って来た男の子に目を奪われた。

一瞬、そこだけ空気が変わった・・・

担任「はーい。日向棗君は先週から、丘の上町の方に引っ越してこられたそうです。日向君はおうちの都合で今まで何度も引っ越してるそうなんですよー」

ひゅうがなつめ。誰かとにてる目。誰だっけ？

机についたばかりの転入生に、女子は早速声をかけに行った。女子ってすごい。

もっとすごい女子知ってるけど。

女子「いいことおしえてあげるー。あの子！ルーちゃんっていうんだけど、彼「アリス」っていうめずらしい力もってる子なんだよー」

女子い！

その言葉を聞いた転入生は、なぜかにらんだ。

アリスを見せたくなくて、僕は逃げて、誘拐犯に捕まった。