【学園アリス】名のない巫女４ (ページ12)

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159話美少女パラダイスページ12

「え。蛍ちゃんとこに「花園会」から名指しで招待状が来た⁉」

花園・・・かい？

着物を取り、辺りを見回す。今の声は美咲のものだったのか。蜜柑ちゃんたちに、「花園会」の説明をしてる。

あそこはまあ、一言で言ったら、中校長の趣味全開パラダイスかな。

美咲「でもあたしはやっぱ嫌だな。不気味な噂が多すぎなんだよ。年齢や出身もそうだけど、ほら。お気に入りの女の子を閉じ込めるとかいう例のうわさ」

まー不気味なのは、中校長の趣味だけだから。

それより、棗が『閉じ込める』に敏感なのは、やっぱり葵のこと？でも、あたしが確認した時は、何もなかったと思うけど。

A「棗。気になるなら、連れて行ってあげようか？」

ん？視線が痛い。棗以外からもビシビシ伝わるよ。

美咲「そうだ、忘れてた。もっと詳しく聞きたいんなら、Aに聞きな。Aは、初等部唯一の花姫だから」

え⁉こんなとこでぶん投げる？

期待のこもった視線がまぶしい。目を覚ましたばっかりなのに、きつい。

A「聞きたいことはいろいろあるとして、美咲行きたくなかったんだね。だったら今度、花姫候補にあげとくわ」

美咲「なんでだよ」

あたしが楽しいから。