#5 仲良くしましょう ページ6
黒羽「んじゃ、次は俺たちだな」
A「いや知ってるから。隣が黒羽快斗君で、黒羽君の前が服部平次君。服部君の隣が白馬探君でしょ?大学でみんなを知らない人いないと思うよ?」
尤も、あたしは要注意人物として志保ちゃんに聞いてたんだけど。
それはもう迫真の表情で、入学式早々忠告された。関わり合うな、目を見るな、近づくな、近くで悲鳴が聞こえたらすぐ逃げろ、と。
大好きな志保ちゃんの忠告なのだから必ず守らなくてはと、入学から1ヶ月半の間は新一君とすらLINEしかしてなかったのに…
なんでこうなるの!!
黒羽「俺たち人気者だな!」
白馬「悪目立ちする人がいるからですかね」
服部「黒羽のことか」
黒羽「事件を呼ぶお前らの方が悪目立ちしてるだろ!」
新一「別に呼びたくて呼んでんじゃねーよ」
まるで漫才のような掛け合い。
こうやって会話を聞いていると、彼らはごく普通の男の子って感じだ。根っこの部分は、常人より特出した人間だとしても同じものなのかもしれない。
A「仲いいね、4人とも。全員大学で初めて会ったの?」
白馬「僕は同校卒の黒羽君を除いて初対面ですよ」
新一「服部とは事件関連で高校の時から知り合い。で、黒羽は敵」
白馬「僕にとっても黒羽君は敵ですね」
黒羽「ちょっ、俺の出会い酷くね!?」
新一君の敵…?
隣の黒羽君をじっと見つめる。ここにいる誰よりも新一君と似ていて、髪型さえ変えれば新一君と間違えちゃうかも。
黒羽「そんなに見つめられたら快子照れちゃう」
キャピッと擬音を背負いそうなほど、世に出回る代表的のぶりっ子を演じると、
新一「キモイ」
服部「見てられん」
白馬「一度鏡見たらどうですか?」
なとど不評だ。
みんな辛辣だな〜。黒羽君は言われ慣れているのか、口では反論するも間に受けているようには見えない。
信頼の賜物なのだろうか。
新一君と白馬君の敵なのに?
A「あ、もしかして黒羽君って怪盗キッド?」
黒羽「はへぇ???」
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アイ - 更新楽しみにしてます!!頑張ってください!! (2019年8月16日 20時) (レス) id: 2d5f8eb3ac (このIDを非表示/違反報告)
闇桜(プロフ) - 私この作品好きです((唐突 更新は大変だと思いますか私は読んでいてとても楽しいです。これからも更新頑張ってくださいね (2019年6月25日 22時) (レス) id: 0f3a312144 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宮本 真由美 | 作成日時:2019年2月14日 13時