#3 ついにご対面 ページ4
｢おい。その手を離せ｣
少しばかりドスの効いた声に振り返ると、そこにいたのは新一君。
ギリギリと腕を掴んでいる新一君に怯み、チャラ男は志保ちゃんから手を離す。
A｢志保ちゃん大丈夫!?｣
志保｢えぇ、平気よ｣
志保ちゃんの腕が赤くなっていないことを確認して、新一君を見ると、その後ろに3人居ることが確認できた。
服部平次君。
黒羽快斗君。
白馬探君。
そして、怖い顔した新一君。
まさかの法学部のアイドル4人組全員集合です。
｢く、工藤｣
チャラ男達は確実に怯んでいる。それは、新一君の持つオーラにある。というか、威圧感。
日頃事件という非日常に身を置いてる新一君相手に、チャラ男達は一目散に逃げて行った。普通に強いからね、みんな。
新一君｢大丈夫か？宮野、湊｣
志保｢平気よ。助けてくれてありがとう｣
A｢あたしは当然無事です！｣
新一君に向かって親指を立てると、そっか！と幼く見える笑顔を見せてきた。
新一君の笑顔の煽りを食らって女子がメロメロになってるや。
服部｢にしてもつまらんやっちゃな〜。ナンパ下手すぎるで｣
黒羽｢工藤に見つかったのが運の尽きだな｣
白馬｢女性に無体を働くなんて男とは思えませんね｣
口々に好きなように会話する男達。
ここだけ顔面偏差値高すぎるんですけど。
周りの視線なんてお構い無しのイケメン達。この4人が集まると取り巻きが増えるから困る。
服部｢ちっこい姉ちゃんもよう絡まれんな｣
志保｢うるさいわね。あと、いい加減その呼び名はやめて｣
A｢志保ちゃん、服部君とも知り合いなの？｣
志保｢いいえ｣
服部｢せや。工藤繋がりで結構長いんや｣
志保ちゃんがため息吐いてるのに、服部君は何ともにこやかだ。にこやかって言うか、気にしてないだけ？
黒羽｢おい工藤。宮野女史の隣にいる子紹介しろよ｣
白馬｢黒羽君。君もナンパ男と変わりませんよ？｣
黒羽｢ナンパじゃねーし！｣
まるでコントだな、と遠目で見てると、いきなり黒羽君に話を振られた。
新一｢ああ…うん。こいつは｣
志保｢行きましょ。遅くなっちゃうわ｣
新一君が紹介してくれようとした時、志保ちゃんがあたしの背中を押した。
時計を見れば、もう5時になりつつある。
A｢ああ、そうだね。じゃね、新一君。みんなも。自己紹介はまた今度｣
志保ちゃん。押さなくても歩けるよ〜。
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アイ - 更新楽しみにしてます!!頑張ってください!! (2019年8月16日 20時) (
レス) id: 2d5f8eb3ac (このIDを非表示/違反報告)
闇桜(プロフ) - 私この作品好きです((唐突 更新は大変だと思いますか私は読んでいてとても楽しいです。これからも更新頑張ってくださいね (2019年6月25日 22時) (レス) id: 0f3a312144 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮本 真由美 | 作成日時：2019年2月14日 13時
