185話 忠告は守りましょう ページ36
陽ちゃんがそばでクマの人形と遊んでる。かわいいな〜。
A「あなたにはつまらないか。早く帰れるといいね」
陽ちゃんはこくりとうなずく。
でも、陽ちゃんが流架のおもち食べたからこうなったんだからね。これからは奪って食べちゃダメよ。
棗「お前はいいのかよ」
A「あら棗。様子見に来てくれたの?」
棗「陽一をな」
ですよね〜。
少しだけ棗とも距離を開ける。
棗「…なんだよ」
うっ。バレた。
A「いや、さっきの薬でにおうから」
棗「バカくせー」
いや気にするよ!だって臭いんだよ!?
棗「あいつらがこれみよがしに振りまいている香のにおいなんかより、お前のにが薬のにおいの方がよっぽどマシだ」
棗…っ
あたしのために、わざわざ抜け出してくれたんだ。
本当。優しい人だな。
陽ちゃん「にぃちゃん、ねぇちゃん」
A「あなたも優しい子だね」
おままごとに入れてくれるの?
A「あれ?棗どこ行くの?」
棗「小便」
自由だな〜。
ガマンする方がよくないからいってらっしゃい。
姫様「紅蓮の…。一つ忠告を。案内された以外の場所にくれぐれも足を踏み入れようなどと思わないように。もしそれを破れば、何が起こっても知りませんよ……」
棗「望むところだ」
ピリリと空気が凍る。
棗は開けてもらった扉から部屋を出る。
そういえば、あたし、棗がここに来たかった理由知らないんだ。
なんでだろう。胸騒ぎがする。
A「あ、分かった。ここ女子トイレしかないんだ」
さっき行った時に男子トイレないな〜と思ってたんだった。急いで知らせなきゃ。
姫様「月花」
姫様の声で足を止める。
姫様「もし、この地が恐くなったらすぐに逃げなさい」
恐くなったら?もしかしてお化けがいるとか!?
棗ー!あんまり遠くに行かないでー!
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夜桜(プロフ) - あの!!私学園アリス好きで、夢小説が面白いので、いいと思いました (2018年2月8日 17時) (レス) id: de608263c3 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 面白い! (2018年1月27日 21時) (レス) id: 5cf458660d (このIDを非表示/違反報告)
宮本 真由美(プロフ) - 、さん» すみません。こちらの不手際でした。また何かあればご指摘ください。 (2018年1月27日 7時) (レス) id: 2318dea75e (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグ外して下さい (2018年1月27日 7時) (レス) id: 24eceefe57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宮本 真由美 | 作成日時:2018年1月24日 17時