164話 実は ページ15
A「どうして、これ」
棗「
今日はお正月。昨日は、大晦日。
その日は、お母さんがあたしを産んでくれた、大切な日。
A「でも、こんな高そうなものもらえない！第一、あたし髪短い」
バレッタを使うほど長い髪でもない。
こんなキレイなもの、宝の持ち腐れになってしまう。
棗「言っただろ。髪、伸ばせよ」
あたしの短い髪を、棗は触れる。
髪が熱なんて感じるはずがないのに、熱い。
流架「A。俺からも」
流架がくれたのは、白くて小さな花のブーケ。生花…じゃない。プリザーブドフラワーだ。
流架「カスミソウをプリザーブドフラワーにしてもらったんだ。アリスの力が加わってるから、半永久的に咲き続けるよ」
小さくて、淡い花。とってもかわいい。
流架「カスミソウの花言葉は『無邪気』とか『清い心』とか。他にあって、感謝の意味もあるんだ。Aにぴったりだと思って」
棗「清い心ね」
A「なんで今笑ったの」
どうせあたしの心は清くないですよーだ！
蜜柑「Aも誕生日やったん!?」
蛍「正確には昨日よ」
蜜柑「蛍プレゼント用意してたん!?」
蛍は星空の写真が入った写真立てをプレゼントしてくれた。
A「ありがとう！蛍」
すっごくキレイ。天の川の写真。なかなか見れないからうれしい！
蜜柑「ウチなんにも用意してへん」
A「落ち込まなくていいって！あたし言ってなかったしさ」
蜜柑がしょんぼりしてる。
あたしが気にしなくても、蜜柑は気にするか。
A「じゃー、昨日の代わりに今日楽しもう！一緒にお祝いしてくれる？」
パァと蜜柑の顔が輝く。
蜜柑「うん！誕生日おめでとな、A」
蜜柑は笑ってる方がいいな。
あ、そうだ。
A「棗！流架！」
2人のプレゼントを両手に持つ。
A「ありがとう」
素敵な誕生日プレゼントです！
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夜桜(プロフ) - あの！！私学園アリス好きで、夢小説が面白いので、いいと思いました (2018年2月8日 17時) (
レス) id: de608263c3 (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 面白い！ (2018年1月27日 21時) (レス) id: 5cf458660d (このIDを非表示/違反報告)
宮本 真由美(プロフ) - 、さん» すみません。こちらの不手際でした。また何かあればご指摘ください。 (2018年1月27日 7時) (レス) id: 2318dea75e (このIDを非表示/違反報告)
、 - オリジナルフラグ外して下さい (2018年1月27日 7時) (レス) id: 24eceefe57 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮本 真由美 | 作成日時：2018年1月24日 17時
