生きた証 ページ48
招集されたのは、中等部寮の一室。帝徳Aの使っていた部屋だ。
呼ばれたのは、棗、流架、ナル、蜜柑、蛍、翼、明良。
呼んだのは中等部校長代理。
志貴「こんな夜分に呼んですまない。Aのことについて、話がある」
蜜柑「もしかして、Aちゃんが戻る方法が分かったんですか？」
志貴「ああ」
志貴がみんなの中央に置いたのは、小さなツボ。
持ち手には、棗のアリスストーンがはめられている。
これは、闇アリスストーンで棗とAが交換したもの。
蛍「これは、全て同じアリスストーンね。Aのかしら」
志貴「ああ。これは、Aのメモリーのアリスストーン」
蜜柑「メモリー？」
藍色のアリスストーンは、彼女の瞳と同じ。
志貴「メモリーとは、日向棗君の母、馨先輩の記憶操作のアリスとは少し違う。
みんな は、人の脳に限界があることは知っているだろう。記憶にも常に覚えておくには限界があり、いずれ忘れてしまう。
それに、Aの持つ記憶は人の一生の10倍。従って、記憶し続けるのは無理なんだ」
いくら千年生きようと、ヒトである以上限界はある。
その限界を打破するため、Aが初めて自分で作ったアリス。
それがメモリー。
志貴「これが、彼女が千年の時を生きた証だ」
神の出した条件が、揃おうとしている。
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宮本 真由美(プロフ) - 千夜さん» 説明不足ですみません。もともと、日本の神に絶対的な創造主はいないので、名のない巫女に出てくる神は捏造キャラです。性別不明で、目の色くらいしか分からないようにしています。説明不足な点もありますが、これからもよろしくお願いします (2017年8月28日 7時) (
レス) id: 2318dea75e (このIDを非表示/違反報告)
千夜 - 神って男ですか？ (2017年8月27日 21時) (レス) id: b0fe847395 (このIDを非表示/違反報告)
杏華 - 続編おめでとうございます！更新頑張ってください (2017年8月22日 16時) (レス) id: 8c68308756 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮本 真由美 | 作成日時：2017年8月13日 23時
