【学園アリス】 名のない巫女 14

ドッキリされるのはどっち？ ページ27

翼「なぁ、本当にするのかよ」


明良「とーぜんっ」


特力の仲良しトリオ、と言えば嫌がるだろうが、よく居るメンバーが高等部に集まっていた。


明良「いいか？12時ちょっきしに中に入って、Aを驚かすんだ」


美咲「部屋開いてるのか？」


心配せずとも、若干ドアが開いたまま宴会をしている。


結界に入るには、Aの同意が必要だけれど。


翼「寝てんじゃねーの？あいつ寝るの早いじゃん」


年下より早くぐっすり寝ると有名なA。


特力の部屋で寝ているところをよく目撃するからこその疑問だ。


明良「寝てたら起こせばいいだろ。そろそろだぞ」


明良は開いているドアの隙間から中をのぞく。


酒を飲んでいる生徒が三人。


中央にはAがいる。


明良「起きてるな」


美咲「あと10秒」


9


8


A「ナル。レオ。話を聴いて」


7


6


5


A「あたし、あんた達には話した方がいいと思うんだ」


3


2


A「あたし、もう900歳超えてるの」


1


「誕生日おめでとう！！！」


扉を開いたその向こう。明良、翼、美咲を驚いて見る、小さな子供がいた。


「三人とも！」


知り合いの面影残るその少女。


翼「A？」


邂逅は突然に。

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