見舞い客 ページ42
A「とりあえず、ひと段落かな」
猶予がないのは事実だけど、少し安定している。
医者「少し休みなさい。必要になれば必ず呼ぶから」
よろしくね。
治療室のさを出て、近くのベンチに座る。長時間のケア放出はなれないや。
息をつくと、小さな男の子が治療室の窓に張り付いているのに気づく。
中じゃ小さすぎて気づかなかった。
A「昴くんの友だちなの？」
ビクッと大きく体を揺らす少年。
驚かせるの上手でしょ。
少年「友だちじゃ、ない」
うつむく少年は、それ以上何も言わなかった。
この学園金髪多いな〜。
A「でも、ここからずっと見てたんでしょ」
頭の半分くらいしか窓から出ていないのに、爪先立ちで、中を懸命にのぞいている。
A「半日以上心配して立っていられるのは、昴くんが好きだからじゃん。そういう関係を、友だちって言うのよ」
少年「本当？僕たち、友だちなの？」
A「うん」
なんの考えもなしに言ってるんじゃないよ。
友だちってのは、そばに居ようと思える人のことだからね。泉水いわく。
だから、あなた達は友だちなんだよ。
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神奈 - めっちゃ面白かった(*3*)/ 更新待ってます(´・д・｀) (2017年8月1日 2時) (
レス) id: 0a57facb33 (このIDを非表示/違反報告)
たるちゃん(プロフ) - 毎回更新あるたび読んでます(*´ﾉ∀`*)更新たのしみにしてます！ (2017年4月11日 1時) (レス) id: b53d7feda8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮本 真由美 | 作成日時：2017年3月18日 9時
