いえいえ。これはアリスです ページ36
「はあ？持ってるのは俺だ。何を言って」
黙ってらっしゃい。
これは、その子の試練よ。
A「雅近。あなたは優秀なアリスだわ。姫様に言われなくても分かる。あたしは名のない巫女だもの」
おかげで、いろんな目に合わされてるけどね。
A「あなたがアリスに不満を持つのは分かるけどさ。自分から楽しまなきゃ損だよ」
強い強い。あなたのアリス。
中々使われない力が消化不良を起こす前に。
雅近「姫様の指示か」
A「姫様があたしを利用すると思う？」
言っとくけど、多分姫様は何があっても一生あたしの味方よ。
呪ってくれた方が、心休まるのに。
雅近「君は、これを使いこなせると思っているのか」
｛名前)「さあ？一か八かってとこね」
賭け事大好き。
雅近「あなたは、姫様に聞いてた通りの人だ」
「ごちゃごちゃ何言ってやがる」
んー？誘拐犯にさよならの合図ってところ。
A「見てなさい」
男の持つ石が光を放つ。
子ども達が目を奪われる七色の光は、雅近のものになった。
A「みんな〜。せーので応援するよ」
せーの！
「がんばれーーーーーーー！！！」
雅近「まさか、こんな力だったとは」
光が打ち上げられ、空に輝く花火が開く。
青い空だと見にくかったか。
A「さて、誘拐犯。気絶しとけ！」
腹に一発いれて、花火と一緒に打ち上げる。
いい見せしめになったな〜
「すごーい」
「花火だ！」
子ども達が喜んでくれて何より。
A「ようこそ、アリス学園へ」
窮屈な箱庭だけどね。
雅近「君のような人がいるなら、少しは楽しくなるかもしれないな」
あたし、この時の握手を忘れたことは、一度もないよ。
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神奈 - めっちゃ面白かった(*3*)/ 更新待ってます(´・д・｀) (2017年8月1日 2時) (
レス) id: 0a57facb33 (このIDを非表示/違反報告)
たるちゃん(プロフ) - 毎回更新あるたび読んでます(*´ﾉ∀`*)更新たのしみにしてます！ (2017年4月11日 1時) (レス) id: b53d7feda8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宮本 真由美 | 作成日時：2017年3月18日 9時
