紅蓮の君とはじめの一歩 (ページ8)

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7話学級崩壊ページ8

蜜柑ちゃんは、友達という蛍ちゃんと再会できて、テンションMAX。さっきチラッと出てきた名前だよね。蛍って。

実は、あたしと蜜柑ちゃんは正式な入学ではなく仮入学らしいです。

入学テスト《クラスメイトと仲良く協調性を持って受け入れられる》をパスしなきゃいけないらしいので、不合格になってさっさと帰ります。

鳴海「何でそんなにいたくないの？蜜柑ちゃんはノリノリなのに」

A「あたしは外でのびのび遊びたいお年頃なの」

ショッピングしてたのにな～。

鳴海と学級委員長2人に案内されたのは、初等部B組。ここ学年書いてないの？

鳴海「蜜柑ちゃん。みんなと仲良くね♡」

そうやって入ると、荒れに荒れた教室が目に飛び込んできた。

どこも変わんないな。教室って。

空中浮遊に超聴力。絵が浮き出てたり、早弁タイムだったり。

蜜柑ちゃんとまどってる。

蜜柑ちゃん「とりあえず自己紹介やんな！」

そのガッツは蜜柑ちゃんの良いところだよ。あたしはよろしくしたくないからしないけど。

蜜柑ちゃん「佐倉蜜柑です。どうぞよろし、く…」

先生にゴミが投げられてる。気の弱い先生だから、このクラスを押し付けられたんだろうな。

かわいそうに。

さて、あたしは後ろの方にでも行きましょうかね。

前は教師に当てられるから嫌。

後ろの方で空いてる席に、適当に座る。はーぁ。さっさと１週間過ぎないかな～。

「あ、お前」

ん？

あれ、棗君と流架く…

蜜柑ちゃん「ヘンタイちかん男ーーーーっっ」

蜜柑ちゃんってよく大きな声を何度も出せるな～。耳痛い。