36話 パンダ印 ページ37
一先ず説明。
パーマ「どうやらここって港の倉庫街っぽいの。倉庫の出口は2つ。アリスで倉庫外の様子を探ろうとしたけどなぜだかアリスが全然働かなくて。
多分レオの仲間にアリスを封じる結界師がいるんだと思うけど」
この手が痺れるやつ、結界なんだ。
アリスが使いにくくなるって厄介だな。
棗君「おいバカ」
蜜柑ちゃん「バカって言うな」
蜜柑ちゃん、認めちゃってるよ。
棗君「…お前、その耳につけてるパンダ何だよ」
そういや、ここに来た時から付けてるね。耳あて?
蜜柑ちゃん「これは蛍に貰った通信用イヤーマフラー…」
通信できたんだ。
幾許の時間も開けず、蛍ちゃん…じゃなくて鳴海に繋がる。
鳴海「声を出すのは危険だからここからは黙ってきいて。4人共このまま気失ったフリは続けたまま。
僕らが場所の特定を図る間、その手足を拘束してる縄だけど。自力で引きちぎるか解くか。
それが無理ならーーーこれはあまりいい案じゃないけど、棗君に無理してもらって火で縄を燃やすんだ。
弱ってる体にはかなり負担だろうけど」
A「ねぇ鳴海聞こえる?結界のなかでアリスってどれくらい使えるの?」
棗君の汗がひどい。この状態だと、アリスなんてとてもじゃないけど使えない。
鳴海「ほんの少しでいい。あまり大きいと結界が揺れて敵にバレるから。でも、結界の中でアリスを使えるのは優秀なアリスの使い手じゃないと」
A「分かった」
指定座標を縄に固定する。縄だけを左右に引っ張る感覚で。
ビビ… バチッ
縄は千切れた。でも、これけっこう、というかかなり、疲れる。
棗君「おい」
A「大丈夫だよ。鳴海続けて」
蜜柑ちゃんの手の縄を外す。それから足。蜜柑ちゃんが自由になり、蜜柑ちゃんはパーマを、あたしは棗君の縄を解いていく。
あー、きっつい。
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美桜(プロフ) - 一話、更新しました。 (2018年1月26日 19時) (レス) id: 5cf458660d (このIDを非表示/違反報告)
美桜(プロフ) - 面白いです!私のも読んでみてください (2018年1月21日 19時) (レス) id: 5cf458660d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:宮本 真由美 | 作成日時:2017年12月27日 18時