紅蓮の君とはじめの一歩 (ページ33)

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32話レオが来るってよページ33

文化祭には、大物歌手？俳優？の毛利玲生が来るらしく、クラスの子達が騒いでいる。

しかし、反対に流架は沈んでる。

A「棗君。大丈夫かな」

流架「うん…」

最近、あたしが思ってた以上に寝ていなかったらしい棗君は、過労による体調不良で入院している。

昨日、同じように追い出されたあたしが目にしたのは、顔色の悪い棗君。あの夜とは比べ物にならないほど乱れた呼吸に、タカハシさんを呼んだ。

そして、当然のように入院。

A「もっと早く、タカハシさんに言っておくべきだったな」

流架「Aのせいじゃない。棗を心配してくれてありがとう」

A「うん」

パーマ「ねぇ流架君。こんな人達にかまってないでそろそろ行きましょう」

蜜柑ちゃん「行くってどこに？」

棗君のお見舞いか。

パーマ「病院よ。実はあたしと流架君の2人。棗君の友人代表として特別に病院へお見舞いに行く事、許可されてるの」

パーマが許可をもらう時のことを思い出す。まあ、あれは鳴海に無理やり許可させたが正解だけどね。

流架「ねぇ。Aも棗のところに行かない？」

A「いや、あたし許可もらってないし」

それにパーマがうるさいし。

パーマ「そうよ流架君！そんな子ほっといて行きましょう！」

流架「でも、棗はAにありがとうって言いたいと思うんだ。俺、ちゃんと掛け合うから」

流架は優しい子だね。

A「流架がそこまで言ってくれるなら、行ってみようかな」

パーマがしぶしぶ承諾したしね。

蜜柑ちゃん「いいなぁAちゃん。ウチもレオに会いたい」

A「レオに会えるかどうかは分からないけどさ。もし会えたら隠し撮りくらいしてあげる」

蜜柑ちゃん「Aちゃんありがとー！」