紅蓮の君とはじめの一歩 (ページ3)

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2話警察の人～こっちで～すページ3

びっくりするほど、いや、多分そこのあなたが思っている以上にキレイな男の子は、左頬を真っ赤にしていた。

A「大丈夫？起きれる？」

心配しながら声をかけると、あたしの方に手を伸ばす少年。

すると、ムチで打った男が少年の手を踏む。

ウソでしょ!?いくら都会とはいえ、こんな真昼間に変態が少年をいたぶっていいの!?

金髪碧眼といった、外国人にもハーフにも見える顔立ちの男。その後ろを、かわいい女の子が駆けている。

金髪男「アリス(力)を使って逃げようとしてもムダ♡」

この男、語尾に♡を散りばめなきゃ話せんのか。

っていやいや。そんなことしてる場合じゃないでしょ。

A「あなた、その手を離してもらえる？」

くいっ

力を使い、金髪男の足を浮かせる。もちろん、手を使わずに。

金髪男「君、もしかして」

初めて目と目が合う。

いくらあたしがケンカは見学派だとしても、こんな一方的なケンカは好きじゃないよ。

キッと金髪男をにらむと、再び少年の手があたしに伸びる。

逃げるなら手伝う。そのつもり手を取ろうとすると。

金髪男「ダメだよ。君がアリスを使う前に、僕のアリスで前みたく君にあの醜態を演じてもらうことになるよ♡」

前もこんなのがあったの!?

少年「変態教師…」

金髪男「お褒めに預かり光栄です♡」

嬉しそうに微笑んだあと、金髪男は少年の耳に息を吹く。うわぁ、鳥肌たった。

少年は顔を真っ赤にして、立つこともできないくらい足の力を失っている。

え、もしかして今の1種のプレイだったりするの？

手助け不要な感じ？

金髪男「さ･て･と♡みかんちゃん。それと、君」

ん？あたし？

金髪男「行きますか♡」

おー！

…ってどこに行くの？