紅蓮の君とはじめの一歩 (ページ13)

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12話てってれーページ13

蜜柑ちゃん「ぬ、ぬいぐるみが動いとる…。ナチュラルに。何これ!?リモコンどこついてんのー」

かわいいね～。でもこの子、強者の気配がする。

委員長「み…蜜柑ちゃん。そのクマから離れた方がいいよ～～～～」

委員長逃げるのはやー。蛍ちゃんは…何に入ってるの？

バカン…

わー、蜜柑ちゃん吹っ飛んだ。キレイなアッパーだな。

委員長「そのクマはミスターベアといって、その外見に反して森の番人とまで言われる最強のクマなんだよ～～～～」

へぇ。最強なんだ。

最強さんとは、お手合わせしなくては。

A「挑戦者月野A！最強のクマさん。お手合わせ願う」

名前を名乗れば、ベアはぺこりと頭を下げる。しつけのなってるクマさんだね。

ということで、いざ、尋常に勝負!!

脳内でゴングが鳴り、ベアが動き出す。パンチを2度ほど交わし、右手を突き出す。これは止められ、即座に蹴りへと移行する。

小さなベアは蹴りを悠々と交わし、間合いに入ってくるけれど、ギリギリのところで受け止めて、そのまま投げる。

委員長「Aちゃんは一体何者なの？」

ケンカの見学が好きな10歳です！

それからどれだけ経ったのか、ついぞ勝負はつかなかった。

A「いい試合だったね、ベア」

こくりとうなずいたベアと拳を交わす。面白い試合でした！

いきなりベアみたいな子と会えるんだから、やっぱりこのチャンス面白いっ。

A「この森通っていい？ベア」

何もされないのでオッケーってことでしょ。

蛍ちゃん「あたしの車を用意したわ。委員長、そのボロ雑巾(蜜柑)を乗せて」

さて、高等部までレッツゴー！