【学園アリス】名のない巫女 9 (ページ45)

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わたしは、嫌いじゃないですよページ45

A「もう短いのは分かってる。あと4～5年？まあそろそろお別れだよね」

長かった。短かった。もう少し生きたい。早く終わらせたい。色んな思いがあるけど、それもあと少し。

神「残り1430日と3時間24分」

おお～・・・それ何年？

A「あたしたち、もう長い間生きた。よくあなたに、来世は短い人生を送ってやる！って言ってたよね」

でもね、その言葉、訂正する。

A「あなたに、来世のあたしもあげるわ。今度も、寂しがりやのあなたの話し相手になる」

ね、またこんな風に。

2人でお話しよう。

あなたの力を使って、今度は外国にも手を伸ばそう。

あたしも、1人は寂しいよ。

神「君は神の眼の報酬さえもはかりかけるのか。それほどまでに、奴らを守りたいのか」

A「当たり前じゃん。あたしはヒーローになるんだから」

最期まで、みんな笑ってたい。

あたしのわがままは尽きないよ？

神「分かった。君を世界に返す」

アリスが戻ってくるのが分かる。結界の外で、たくさんのアリスが動いている。

A「ありがとね」

さて、あたしも動くか。

神との面会は、時間のズレがあるからな。今の状況が分かんない。

棗と合流するか。

神「A。安藤翼によろしくと伝えろ」

え、なんで翼・・・？

振り返った時、もう神は居なかった。