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飛び散るガラス ページ38
のばらside
ペルソナ・・・
親にも疎まれ、学園の前に捨てられたみじめな私を
あの時、あなたはためらうその手で・・・
どんな思いで・・・
私の手をとってくれたのか
今ならわかる。
その仮面の下で、私達との日々をあなたがどんな思いで過ごしてきたか。
誰からも愛を注がれなかった者同士の私達が、つくりあげてきた
私が、壊した・・・
それがどんなにあなたを深く傷つけたかも。
今になって分かる。
あなたの深い孤独が。
子どものようなあなたの、悲しい程の渇望が・・・
ごめんなさいペルソナ
ごめんなさい・・・・・・
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作者名：宮本 真由美 | 作成日時：2016年3月3日 20時
