すみだ署の紅一点 (ページ13)

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偶然ページ13

久々のオフ。

家でのんびりしようとしたけど、
新しい服が欲しいと思い出かけることにした。

彼氏いい加減作らんと一人暮らし寂しいわー…。

私はスカートが嫌いだから、いつも動きやすいようにジーンズとかパンツ系にしてる。

今日はショート丈のTシャツにユニクロで買ったヒートテックスキニージーンズ。

結構ボーイッシュな服装が好き。

まぁそれは置いといて、濃すぎないナチュラルメイクをして家を出る。

どこにしようかな。そう考えた時にWEGOが目に入る。

ここにしよ。

中に入ると軽快な音楽と可愛らしい店員さんが迎えてくれる。

WEGO好きなんだよなぁ。
この雰囲気。すごい好き。うん。(語彙力)

ﾄﾞﾝｯ

商品を見ながら歩いていたせいで誰かとぶつかってしまった。

『すみません…！！怪我はごz…って、え？』

神谷「なんだ菅原か」

神谷さんがいた。

『神谷さんじゃないですか〜！神谷さん今日出勤ですか？』

神谷「いや、今日は休み」

『じゃあなんでスーツ…』

何考えてるんだこの人は。
休みの日に服屋に来てるのにスーツって。

「いや、まぁ、私服だと落ち着かないっていうか…」

えぇ…せっかくスタイル良いのに。

『なんですかそれぇ…おかしいですよー…』

神谷「だから今日ここに来たんだよ」

てか真面目な神谷さんがWEGOとかなんかギャップ。笑

神谷さんはスーツ以外のイメージが無さすぎるんだよなぁ。

神谷「菅原、そういう服着るんだな」

『まぁ私も人間ですし着ますよー。それに私ザ・女の子っていう服は好きじゃないので。変ですかね…？』

神谷「…別に、似合ってなくは無い」

『な、なんですかそれー！』

神谷「…お前は日本語も分かんねぇのかよ。
似合ってるって言ってんの。俺に言わせんじゃねぇよ」

『あ、ありがとうございますっ』

言わせたつもりはないけど、照れるよね普通に。

『か、神谷さん！早く選んだらどうですか？』

そう伝えると神谷さんは服を選び始める。

『え、神谷さん。そのTシャツにそのズボンはダサいですよ』

これがまたセンスがない。
神谷さんの意外な一面を見れましたね笑

神谷「じゃ、じゃあこれは？」

『それだと上下で柄がついてますし、柄の種類が違うからダメですーー』

神谷さんは諦めずにどんどん選んで見せてくるが、どれもダメ。

『神谷さん、私選びましょうか？』

神谷「…頼んだ」

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