無経験の私たち、Tinder始めました。

初めてのメッセージ ページ12

Jこんにちは。Likeありがとうございます。Jです。


こちらこそありがとうございます。Aです


JAさんって呼んでもいいですか?


大丈夫です!Jくんって呼びますね



さっそく始まったメッセージのやり取り。


[J]と名乗る相手は私と同い年との事。

そして何やら高卒でスポーツ関係の人らしい。



J基本は北海道ですが、本州もよく行きますよ


すごく忙しいんだな。
そんな転々とするって事はインストラクターとかなのかな。



でもやっぱり私と共通しているのは某ウイルスで何も出来ないこと。




お互い大変ですね、なんて言い合って

Jくんがこれからトレーニングに行くとの事で、そこで一旦会話が終わった。


もう少し話していたかったな、なんて思ったり。



経験したことの無い出来事に私の心臓はすぐにバクバクしてしまう。


まだ少ししか話していないのに、
私の頭の中は顔も知らないJくんの事でいっぱいだった。



時計を見るともう午後5時。


夕飯の準備をするには丁度いい時間だと自分に言い聞かせて早速取り掛かった。






ご飯も食べ終わりひと段落。



Jくんからメッセージ来てないかな、なんて何度もスマホを確認したけど全くなくて

あまり期待するもんじゃないな、と気づいた。


何もすることがなく、とりあえずパソコンを起動しようとしたその時

私のスマホが鳴った。





Jトレーニング終わりました!



まさかJくんからメッセージが来るとは思っていなくて、私の顔が一気に紅潮するのを感じた。



結局その日はずっと夜遅くまでやり取りが続いた。




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