チキン ページ11
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あの後自分のトレーニングも再開して休憩に入った。
プロフィール設定を終わらせて、
ドキドキしながらさっそく見始めた。
設定が終わって1番最初にでてきたのは1人の女性。
着物を着た後ろ姿の写真。
プロフィールには19歳 大学2年生と書かれていた。
Aさんと名乗る方。
他の人も見てみようと何回かスクロールを繰り返してみる。
出てくる人は自分より年上の人ばかりで、
写真がプリクラだったりバッチリ顔が写った写真を設定していた。
まあ何が言いたいかと言うと俺の苦手なタイプだなって事。
1番初めに見た[A]さんがなんとなく頭にずっと残っていて、
スクロールを戻してもう一度プロフィールを見た。
趣味は音楽とスポーツ。
[ご縁がありましたらよろしくお願いします]
とだけ書かれている。
他に見た方とは違ってものすごくシンプルなプロフィールだった。
25「ええ人おったん？」
いつの間にか隣にいた宮さんにスマホを覗かれていた。
24「いい人っていうか気になる感じの、」
25「それをええ人って言うやん」
宮さんの言葉にそれもそうか、なんて思いながら視線をスマホに戻す。
この【A】さんからはなんだか近しいもの、
親近感を感じて
でもLikeを押す勇気はなくて
指を画面に近づけては離れての繰り返していた。
25「あ〜もうほんまに焦れったいやつやな。貸せ！」
24「あ、宮さん！」
なかなか押さない俺に痺れを切らした宮さんが俺のスマホを奪い取ってしまった。
でもLikeを押すにしては操作が長いから何をしているのかがわからない。
25「ほら、あとは自分で頑張れよ。LikeやなくてSuper Likeにしといたから。」
よく分からない単語を並べられて戸惑いつつも、
とりあえず宮さんからスマホを受け取った。
24「あの、Super Likeってなんですか？」
25「Super Likeを押したら、自分のプロフィールが相手の画面に必ず表示されるんやって。だから相手の目に絶対入るって事やな」
なんでそんな詳しいんだ、
と言い出しそうになる口を抑えて頷いた。
24「ありがとうございます。僕この方と話してみます」
やっぱりなんだかんだ宮さんは優しい。
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ミルキー(プロフ) - コバさん» コメントありがとうございます。不定期にはなりますが更新頑張っていきます！ (6月14日 22時) (
レス) id: 5d6d7bd825 (このIDを非表示/違反報告)
コバ - まさかのTinder、、！これからの展開が楽しみです！ (6月14日 0時) (レス) @page4 id: e88cbb1189 (このIDを非表示/違反報告)
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