秘密 ページ3
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「おはよ！しょーり！」
「おはよ。」
少し早めにマネが来たから楽屋には一番に着くと思ったのに、ドアを開けると相変わらず海外アーティストのような髪をしたマリウスが差し入れを食べていた。
「メイクさんがHappy Valentine！って沢山チョコ作ってきてくれたんだよ！」
あぁ、、バレンタイン今週だったっけ、、。
スマホで部屋の様子を確認しながら、適当に小さいクッキーをひとつ取った。
「･･･うま。」
あのメイクさん美人なくせして料理も上手いんだ、、。
まぁ、俺にはユウだけだけど。
「ねぇ勝利、ホワイトデーって何あげれば喜んでくれると思う？」
「ん？"お母さん"？」
「うん。"お母さん"。」
おぉ、マリウスにもついに彼女かぁ、。
「そうゆうのは健人くんとかに聞けばいいんじゃない？」
「え勝利まだフリーなの！？」
「ちょ、声でかい！」
せっかくお母さんって隠語使ってるのに、フリーとか言ったらバレちゃうじゃん。馬鹿なの、？
「ごめんごめん、でも勝利作ろうと思えば作れるはずなのに、、でも」
「おはよー」
タイミングが良いのか悪いのか、マリウスが何か言いかけたところで健人くんが入ってきた。
「あ！健人くん！ねぇ相談事あるのー！」
気まぐれにマリウスは健人くんの方に行くわけで、俺は1人取り残された。
「"お母さん"、ね。」
スマホ画面の中でいつもの様に床に座り込んでいる俺の"お母さん"。
今日が何月何日かも知らず、バレンタインの存在なんて忘れて、俺が帰ってくるのを大人しく待っている。
これじゃあ"お母さん"と言うよりも、"ペット"だね。
こんな可愛い子なら俺にも一応居るんだけど。
___まぁでも絶対、誰にも教えてやんない。
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あさ、(プロフ) - 更新待ってます！！！！！！ (2020年2月18日 23時) (
レス) id: 588c716fc1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ち ゃ い | 作成日時：2019年2月15日 21時
