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ク「大変失礼しました」
有力政治家「わかったなら帰りなさい」
ク「あの、もしかして、大江先生ですか？」
有力政治家「そうだが？」
ク「その…不躾なお願いで恐縮なのですが、獅童…様への「紹介状」を頂けませんか？」
有力政治家「見た所、君らは未成年じゃないのかね？なぜ紹介状がいるのだ」
ク「どうしても獅童様にお目通りしたくて…志の高い政治理念に共鳴してまして…もちろん大江先生にもです」
有力政治家「若いのによく言う…まぁ嫌な気はせんがな、高校生くらいか？」
ク「はい」
有力政治家「高校といえば…どっかの校長だかがくたばったらしいな、獅童様の名前を出そうとしたとか…」
全「！！！」
それって、絶対私達の高校の校長先生…！！
有力政治家「従っていれば上流でいられたものを、それを捨てて刃向かうなんてなぁ、頭のいいエリートの私には、考えもつかん、忠誠を誓っていれば、廃人化の褒美を頂けるのに」
ク「先生もやはり、獅童様に廃人化のお願いを？」
有力政治家「ん？あぁ、まあな」
ク「先生クラスとなると、廃人化のターゲットは相当な大物だったのでは？」
有力政治家「大物？いや、ターゲット自体は大したやつじゃない」
ク「ご謙遜を…」
有力政治家「春先に地下鉄事故があっただろ？狙ったのはあの運転士だからな」
『え！？ｯ…！！』
思わず声を出してしまい、ジョーカーに口を押さえられた
ジ「シー…」
『ごめん…』
ス「あれを！？」
有力政治家「目障りな国交大臣と、現政権派の社長のクビを取るためだった」
ク「なるほど…大変参考になりました。大江先生？」
有力政治家「ん？」
ク「実は私…姉が特捜部の検事なんです、この件、どう伝えることもできますが…どうでしょう、紹介状を頂けますか？」
有力政治家「それは脅迫か？お前ら何者だ」
ク「紹介状を」
有力政治家「つけあがるなガキが！渡すものか！」
ス「持ってんのは確かみてぇだな？…んじゃ、こっからは実力行使の時間だ！！」
ク「みんな！！」
クイーンの合図で戦闘態勢に入る
大江先生という人はまるでヤマタノオロチのような巨大な蛇に変わった
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ノ「な、なんとか終わったね…」
パ「動き早いし疲れた…」
モ「休んでる暇はないぞ！早くシドーに近づかなくちゃな」
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作者名：リング | 作成日時：2021年10月20日 23時
