実験材料-ペルソナ5-

5時間目 ページ8

You side







とんでもない事実を知ってしまったうちは、教室の机に突っ伏しながら、今後の事を考えていた。


まさかあの3人が怪盗団の一員とはねー。

あともう1人は全然分からないけど。

あとユウスケ？って奴。この学年にはそんな奴は居ない。
てことは1年か？それとも他校の奴か。




クラス女1「ねぇ見てまた高巻さんと転校生くん一緒に居る」

クラス女2「さっき廊下でB組の坂本くんと3人で居たの見た！」

クラス女1「ヤバいやつら揃ってるよねw」



そんな話が聞こえたので、顔をあげてそいつらの方を見た。



杏「……」




帰国子女は何かを考えてる様子と見た。

そりゃそうだよね。

改心させたはずの斑目がﾀﾋんだんだもん。








蓮「………………」


こいつは悲しみより疑問の方が上みたいだ。

どちらにせよ、うちの仕業だとバレる訳にはいかない。

それに、もしかしたらパレスで会う時が来るかもしれない。

警戒度は強だ。

絶対にバレる訳にはいかない。それに、君達に現実を解らせてあげる。



そんな事を考えていると先生が来た。






川上先生「はーい、席についてー。授業始めまーす」

三島「起立、お願いします」

「「「「「「お願いします」」」」」」

三島「着席」









川上先生の授業かー、のんびりできる。

ふと窓の外を見ると雨が降りそうな天気だった。


ねーえ、傘持ってないんだけど？
どうしてくれるん？





そんな事より、今は目の前に座っているこいつ(雨宮)の事だ。

あの声はこいつのはずだが、もしかしたら違うかもしれない。


確信を得るために、帰りに聞いてみよう。



そんな事を考えながら窓の外を見て、ボーッとしていると
視線を感じたので、前を見てみると





蓮「………ｼﾞｰ」



『？？』

プリントを持ってこっちを見ているくせっ毛くんが居た。


うちは取引をしてから人の顔が見えなくなった。
部分は目だけ。ノイズがかかったようなかんじ。

でも例え顔が見えなくても、目線ははっきり自分を見ているのがわかった。

めっちゃ見てくるやん



『なに？』


蓮「！！！！！あ、いや、回ってきたプリント渡そうと思って」


『あーそうなの、ありがとー』


蓮「う、うん、どうぞ」


んー？なんだったんだー？

めっちゃ見てきて。

うちの美貌に惚れたか？ﾄﾞﾔ









んなわけねぇか。



そんなことより、帰り際、忘れないようにしよーっと

5時間目 蓮side→←昼休み 蓮side

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す