【江口拓也】年下だけど貴方の隣にいてもいいですか？

糸 ページ9

病院に着くとすぐさまタクシーのお金を払い病院に駆け込む。



良「あの!!今さっき運ばれてきた女性はどこですか！？」





受け付けの看護師に声をかける。



看「え、あ、少々お待ちください！」





その看護師は医者と思われる人に声をかけると医者がこっちに小走りで向かってくる。



医「ご家族の方ですか？」





良「えと、いえ、知人です。」





医「そうですか。ではこちらへ。」





そう言われついていくと手術中と表示されている手術室の前に連れてこられる。



医「今は手術中です。ここでお待ちください。」





良「あいつは、助かりますかっ！？」





医「...おそらく可能性は低いでしょう。仮に助かったとしても後遺症が残る可能性は否定できません。」





良「そんな...。」





思わず座り込む。



良「お願いです。あいつを、夏海を助けてください！何でもします!!だからっ！」





この医者に頼んだら助かるというわけではないとわかっている。



だが、それでもいいから目の前にある、





助かる可能性という名の糸に縋っていたかったんだ。





それが俺にできる精一杯だったから。





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また短くてすみません！

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本当にありがとうございます!!!

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