【江口拓也】年下だけど貴方の隣にいてもいいですか？

踏み出す ページ31

江「あの！Aさん！」





貴「ん？どうかした？」





江「ら、来週の日曜日、えっと、空いてますか？」





貴「うん。空いてるよ！」





ひとまず、胸を撫で下ろす。



江「あの、よかったらなんですけど、水族館とか、一緒に行きませんか？」





貴「...んー、」





流石に踏み込みすぎたかな。



でも、諦めないって決めたし。



もう後には引け無い。





貴「いいね、水族館。久しぶり。いいよ。一緒に行こう！」





江「ぇ、ホントですか！あの、えっと、」






焦りすぎて言葉が出て来ない。



貴「ふふ、詳しい事はメールで決めよっか。じゃあ、私次あるから。江口くんも仕事頑張ってね。」





Aさんは朗らかに微笑む。



頑張ってね。



今まで何度も言われた言葉だけどAさんに言われると不思議と元気になれる。



江「は、はい！Aさんも、が、頑張ってください！」





俺、ほんと、Aさんのこと好きなんだなぁ。



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貴方side



水族館かぁ。



最後に行ったの小学生の時かも。



それにしても、江口くんが誘ってくれるなんて珍しいな。



貴「ふふ、」





木「なんだよ。ニヤニヤして笑」





貴「な、してないよ！」





木「いーや、絶対してた。」





貴「してたとしても、ニヤニヤじゃなくてニコニコね！」





木「はいはい笑」





なんだか楽しみだなー。



早く来週にならないかなぁ。




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