【江口拓也】年下だけど貴方の隣にいてもいいですか？

頼 ページ27

私は時間より少し早めに待ち合わせ場所についた。



突然の彼からの連絡をまだ信じられないでいた。



和「おぅ、はえーな、」





久しぶりの彼の姿に思わず息を飲む。



貴「う、ん。...用件は何？」





少し突き放す様に問う。



和「そんなに力むなよ。とりあえず、どっか入ろ？」





貴「悪いけど、私、そんな時間ないから。用件なら早く言って。」





和「なんだよ笑こえーな笑ま、別にここでもいいけどさ、」





貴「で、なんなの？」





和「まぁ、そのなんて言うか、頼もどさな
い？」





貴「は？」





衝撃的なセリフに言葉を失う。



和「やっぱさー、お前の別れて思ったわ。やっぱお前しかいねぇなって。あんな事言っておいてあれだけど、」





何言ってるの、この人は。



私に、あんな事言ったくせに、分からない。



貴「何言ってるの、」





和「…」





貴「だって、あの時、自分がなんてメールしてきたかわかってる！？」





怒りが込み上げた。今まで我慢してきた分、全部が一気に口から溢れでた。



和「わかってる。あの時は俺、どうかしてた。本当に、後悔した。本当に、悪かった。」





彼は深々と頭を下げた。



自分は悪くないはずなのに、なぜか、申し訳なくなって、私は



貴「…もういいよ。わかったから。」





彼を許してしまった。



和「…本当に？」





貴「もういいから。」





和「じゃあ、頼戻してくれるの？」





貴「…」





戻していいのだろうか？



言葉が詰まった。




どうせ今だけなんだろう。



きっと私より良い女の人が現れたらまた捨てるんだろう。



そんなことわかってた。でも、私の口からは、



貴「……うん。」






YESの声が出ていた。



自分でも驚いていた。



でも、彼をもう一度信じてみたかった。



あの時付き合った私は間違ってなかったんだって証明したかった。



和「ありがとう。愛してるよ、A。」





彼が私を抱きしめる。



温かい。けど私の心は、まだ冷たいまま。



いつ、私の心は満たされるんだろう。




これが、私の今までの話。


＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞＞

受検、おわりましたぁぁぁあ！

あとは結果を待つのみ！

更新滞っていましたが今日からまた更新していきます！

って言っても、ナメクジなんですけど笑

コメントくださった方々ありがとうございます！

お気に入り登録もっ！

ではまた今度ー！

恋愛感情→←非通知

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す