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- Key side





突然泣き出したA。
何故かと理由を問えば、




「ごめんなさい…私のせいでキボマさんたちに迷惑を…」




元は人間がオニュヒョンのヒョンを殺したから始まった事だ、とAは涙を零しながら言う。




この子は馬鹿だなぁ…自分ひとりで抱え込もうとしてる。

君のせいじゃないんだよ。
“昔の”人間が悪かった。それだけ。

でも…僕らにとって恐怖に変わりはなくて、やっぱり深層本能が働くのだと思う。危ないって体が警告する。



もう、僕らに“君自身”に対しての不安はないんだ。

むしろテミナみたいに笑いながら話してみたいと思う。





ただジョンヒョニヒョンは自分が人間であった時の嫌な思い出が多すぎて…。




僕らとは比にならない。

苦しみを抱えてる。だから受け入れたくても受け入れられないんだと思ってる。






「A、気にしないで。


僕らは絶対…君を守るよ」


と言ってミノはAの頭を撫でる。





あれ、ミノいつもに増してイケメンじゃん。


でもこれで残り約1ヶ月…元気に過ごして、A。





そこに入ってきたオニュヒョン。その顔はいつもみたいな笑顔で…何事もなかったようで安心した。





「…とりあえずは大丈夫だよ」




「そうみたいだね、ヒョン。

よかった」





話していると後ろからAが出てきた。オニュヒョンを真剣な目で見つめている。何を言い出すのかと思いきや僕らの想像もしていない言葉が。

頭を下げてまで。





「オニュさん、ジョンヒョンさんのところに連れてってください…

お願いします」


「なぜ? ジョンヒョナは君を殺しかけた。



そんなやつのところに行くの?」






オニュヒョンは笑顔だけれど冷たい目で見下ろしている。Aはそれに怯むことなく続けた。






「私、怒ってない…ジョンヒョンさんの気持ちちゃんと考えないで近づいた私が悪いんです。


だからジョンヒョンさんを苦しめないで…


さっきから聞こえる声が辛すぎるから…」







オニュヒョンはため息をついてAを見つめ直した。




「本当に行く?」




「はい」




「なら、キボマ。大蜘蛛の所へ」





結局…許しちゃうのね。まぁいいよ。

オニュヒョンにも考えがあるんだろうし?





「じゃA行くよ、钻石のところ」




僕はAの手を引いて歩き出した。付いてくるAは首をかしげている。






「ず、ずぁんしー? それって…」




「ん? 钻石は蜘蛛の名前♪」

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ゆい(プロフ) - めっちゃ先が気になります!更新頑張ってください!楽しみにしています! (2017年6月20日 7時) (レス) id: ff3075404a (このIDを非表示/違反報告)
ウユキー - 更新頑張って下さい!!! (2017年6月19日 14時) (レス) id: 803b93d845 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:カリナ | 作成日時:2017年6月5日 16時

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