無音の歌 (ページ6)

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- Kyuhyun side

その日の放課後、僕は無理矢理チャンミナを引き摺ってパク･Aを探しに行った。

今日に限って6時間目がクラス分かれる授業でしかも目標とわかれるなんて…っ

『ったく、なんでキュヒョナも前もって行っておかないんだよ…』

もう呆れて人事になってるチャンミナ。
いや、悪かったって。
あとでも大丈夫だろって調子こいてた僕を許してくれよ。

｢今日、６時間目のこと忘れてたんだよ…｣

『お前…勉強以外に関しては馬鹿だよな…』

くっ、ごもっとも…

そう学校を彷徨って約30分…

前から歩いてくるのは…ジンギ！

そういや、ジンギは転校生と絡んでたよね？これはグッドタイミング！

｢ジンギーー！！｣

『あ、キュヒョン君…チャンミン君もどうしたの？』

｢実はさ…あの転校生のパク･Aを探してるんだけど…どこにいるか知らない？｣

これで情報が得られたら…！

｢あー！ミノを探してるって言ってたからついでに軽音部のこと教えたんだ

そうしたら興味あるから放課後行くって言ってたよ｣

『ミノを？なんでですか？』

『んー…分からないけど』

確かに…ミノと知り合いなんだろうか？

いやいやそれよりもだ！！！

軽音部に興味あるとか！！！

めちゃくちゃナイス！

｢そうなんだ！ジンギ、いいことしてくれたな！

ありがと！｣

『あ、もしかして誘おうとしてたの？

そりゃ良かった』

いや～本当にオンユってあだ名似合うよな…ジンギって。
そういうところ尊敬する。

こうなったら音楽室に速攻もどらないと！

『えー…だるい！』

とかぼやいてるチャンミナをまたも引き摺って音楽室に向かった。