佐藤くん と 中島くん。２

６９ .。 ページ20

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「美味しかった〜あ。有難う、勝利」









「おう。」









結局 私の分も勝利が払ってくれた。









映画代も払ってもらったし、申し訳ないな…。









「そろそろ帰るか」









「ん、そうだね」









もうすぐ１７時か。お腹いっぱいになったし 帰ってゆっくりしよーっと。









・









「有難うね。楽しかった。また連絡する！」









色んな話をしてるとあっという間に家についた。









「ん。次はホラーね？」









「絶対いや」









「今日 俺我慢したのに」









「知らない」









なんて小学生みたいな会話。←









「…あのさ、」









「な、なに？真剣な顔しちゃって…」









勝利って、表情がころころ変わって 何考えてんのかわかんない。









変なの…。









「勝利？」









黙りこんでる勝利を覗き込む私。









「…そういう顔されんの、すげえ困る」









…え。









思考回路が完全に停止してる私。









…気づけば、勝利の腕の中にすっぽり収まってた。

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