皿 京谷side. ページ28
『京谷さん！！』
ベンチに戻ると、Aが両手を広げて見せた。
『ナイスキー！です！』
京「……おう。」
戸惑いながら手を合わせると、
Aは嬉しそうに笑った。
ドリンクを受け取って、監督を見る。
入「1セット、あの烏野相手によくやった。このまま第2セットもとって、みんなで全国行っちゃおう。」
「「はいっ！！」」
第2セットが始まる。
コートに出ると、こちら側の観客席が湧いた。
「青城いいぞー！」
「やっちまえ、一年坊主！！」
「期待してるぞー！」
その言葉に、矢巾や美馬たちは
顔を輝かせる。
俺は、それを見なかったことにして、
「さっきまで、『勝ち目ねぇ』って馬鹿にしてたくせに。」と、舌を打った。
サーブは相手の6番。
ジャンフロが上手いヤツだ。
結「サッコォーイ！」
笛が鳴る。
結瀬が上げたボールが弧を描いて、
矢巾がその落下地点へ移動する。
矢「国見！」
国見のスパイクは、前衛の3枚ブロックに
ドシャットされる。
国「すみません！」
矢「だー！俺もスマン！」
美「ドンマイです！切り替えましょ！」
日「山口もうイッポーン！」
もう一度打ってきたジャンフロは、
「アウト」と結瀬が言う。
山「つっーー！すんません！！」
月「ドンマイ。」
縁「次いっぽん取るべー！」
ローテが回って、近藤が後衛になる。
近藤は息を大きく吐いて、
ジャンプサーブをうつ。
向こうの主将が綺麗にあげる。
日「縁下さんナイスレシーブ！」
田「ライト！」
影「田中さん！」
美馬の手が弾かれる。
美「ワンチ！」
結「近藤、ラスト！」
近「おーるぁっ！」
近藤のバックアタック。
西「なっ、あの1年Liもトスできるのか！！！」
向こうのリベロが言う。
ブロックに飛んだ、烏野の9番は
そっと手の角度を変えた。
とっ。
軽い音がして、
ボールが高くあがる。
日「ワンチィ！」
矢「『皿(ソフト)……っ！！』」
矢巾とAが、悔しそうに呟く。
縁「ナイス日向！成田ラスト！」
“なりた”と呼ばれた5番が、
フリーで打ち抜く。
成「っしゃあ！」
日「成田さんナイスキ！」
矢「大丈夫！切り替えろ！」
そう言う矢巾がまた、不安に飲まれるのを見た。
＊＊＊
昨日おやすみしてすみません！
少し病院のほうに行ってまして。
いやー！思ったよりやばいかもですね！
運動禁止でるかな！
また毎日更新頑張ります！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 127人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ちょこみんと(プロフ) - 北狐さん» ありがとうございます！ (2021年1月11日 17時) (
レス) id: bf2a4d63a6 (このIDを非表示/違反報告)
北狐 - 凄く面白かったです！及川さん、、、良いですね！！今更ですがとっても面白い作品に出会えて良かったです。お疲れ様でした！ (2021年1月11日 16時) (レス) id: 5618ba980a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ちょこみんと | 作成日時：2020年6月6日 7時
