才能とセンス ページ27
金「うるぁっ！」
月「っ、ワンチ！！」
西「オーライ！」
蛍のワンタッチを、西谷さんが拾う。
西「すまん短い！」
縁「任せろ！」
国「チャンスボール。」
英がAパス。
うまい。
矢巾さんが構える。
走りだしたのは、勇太郎、英、京谷さん。
京「来い！！」
叫んで、京谷さんが飛ぶ。
矢巾さんは一瞬、嬉しそうに微笑んで
そっとトスをあげる。
『……ドンピシャ！』
いつか、及川さんが言っていた。
“才能は開花させるもの。センスは磨くもの。”
“叩くなら、折れるまで！”
3枚ブロックを突き破って、
相手コートにボールが落ちる。
京谷さんは笑う。
口角を上げて、心底
「してやったり」と言うように。
『ナイスキー！！！』
矢「きょーたにィー！！お前はほんっといいスパイカーだよ！！！」
思わずベンチから立ち上がると、
矢巾さんも京谷さんに飛びつく。
京谷さんはいつものように
矢巾さんを押し退ける。
そこまではいつも通りだった。
京谷さんは、矢巾さんを退けた後、
彼の肩に手を置き、言う。
京「…お前も、ナイストス。今の、またくれ。」
矢巾さんをまっすぐ見る京谷さん。
そこにはもう、
自分勝手でチームを捨てる狂犬の姿はない。
渡さん始め、チームメイトのほとんどが
信じられないという顔をした。
かく云うあたしもその1人である。
ぽかんと口を開けて、間抜けな顔を晒す。
勇太郎なんて、「えっ！？」と
小さく声をあげたほどだ。
急いで口塞いでたけど、
みんなに聞こえてたからね。
しかし矢巾さんだけは、
嬉しさを噛み締めるように頷いた。
矢「〜〜っ！！おう、任せろ！！！」
矢巾さんの笑顔を見て、
京谷さんも、なんだか満足したように笑った。
『京谷さんナイッサー！』
京谷さんのサーブは、綺麗にアウト。
でも、責める人は誰もいない。
矢巾さんなんて、
「ナイスホームラン」と、肩を震わせていた。
第一セット。
25-23。
烏野から、1セットを先取した。
「「っしゃあ！！」」
今ここで「枯れた青葉」なんて言うヤツは、
きっと目でも腐ってるんだろう。
＊＊＊
おはようございます！
こんにちはこんばんは！！
駄作者です！！
岩及・京矢・金国金派の駄作者です！
突然ですが、明日は
更新をお休みさせていただきます！
ネタが！！！
ない！！！！
もし一話分できたら更新するかもしれませんが、
まあ可能性は少ないでしょうね！！！！！←
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ちょこみんと(プロフ) - 北狐さん» ありがとうございます！ (2021年1月11日 17時) (
レス) id: bf2a4d63a6 (このIDを非表示/違反報告)
北狐 - 凄く面白かったです！及川さん、、、良いですね！！今更ですがとっても面白い作品に出会えて良かったです。お疲れ様でした！ (2021年1月11日 16時) (レス) id: 5618ba980a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちょこみんと | 作成日時：2020年6月6日 7時
