好きってなんですか？2

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Aside



毎日の日課になってる
翔太くんとのメッセージのやりとりが
私の楽しみになっていた

たまにする電話も
まだ緊張してしまうけど
いつも面白くて楽しませてくれるから
素で話せてる自分がいて
もっと話したいっていつも思う



今日もいつものように雑誌の撮影や取材など
いくつか朝からやってて
朝早かったし最近休みもなかったから
夕方には終わるようにしたからねって
高橋さんに言われた


その話を聞いた時
翔太くんは何時に終わるのかな？
早く終わったら会えないかな？
なんて考えてる自分がいた



移動中に携帯を見ると
翔太くんからメッセージが来てて



翔太今日は終わるの遅いのー?


こんな些細な内容の
翔太くんからのメッセージにも
送られてきてるってだけで
嬉しくなってしまう


A今日はねー夕方には終わるの!

A翔太くんは遅くなるの?



早かったらご飯でも行きませんか？
って送ろうと思うけど
恥ずかしくて中々送信ボタンが押せない



トーク画面を開いたまましばらく
どうしようかって悩んでいると



翔太俺も夕方には終わる予定だよ

翔太ご飯でも行かない?




『嘘！！』


翔太くんも早く終わるみたいで
まさかのご飯のお誘い



A行きたい!でも疲れてない?


嬉しかったけど翔太くんも
最近忙しかったのは知ってるから
ゆっくり休んで欲しい気持ちもある


翔太いいのーAちゃんに会いたいし!



さらっとそーやって
会いたいなんて言うんだから…
勘違いしちゃうよ…


翔太明日早い?


A明日は昼からだからゆっくりだよー!


翔太マジ?よし、じゃあ行こ!

翔太じゃあまた店決めたら連絡する!





翔太くんに会える…

家に来てくれたあの日から
会いたくて仕方なかった翔太くんに





私は最後の仕事が終わると
急いで着替えに帰った


翔太くんに少しでも可愛いって思われたくて
今までの地味な服装もやめた

気合い入れすぎって思われないかなとか
色々考えながら支度をして家を出る



タクシーをひろい
翔太くんから指定された場所を告げる



近づくにつれて
心臓がうるさいくらいにバクバクしてるのがわかる




指定されたお店に着き
名前を言うと
奥の部屋へ通された




ドキドキしながら襖を開けると
翔太くんがもう来ていた









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