私の"素"3

100 ページ7

向『Aー？起きとるー？』


貴「お、起きてるよー」

なんとか腕をどかして返事をする


向『照にぃ知らーん？
　 起きたらおらへんねん』


貴「あ、えっと…」



向『ん？どしたん？』


阿『Aなんて？』


向『いや、なんかよーわからへんねん』



私がなんて言っていいか
戸惑っていると
亮平くんも近づいてきたらしく
ドアの向こうで話をしているのが聞こえる


阿『Aー？何かあった？
　 開けるよー？』



ｶﾞﾁｬｯ…



向『Aおはy…
　 えええ！！！！照にぃ！！
　 え！なんで！え！ちょ！まじで？』


阿『康二うるさい…え…？』


岩『んー…何…？』



向『な、なんで照にぃがここにお、おんの？』



岩『んー？あーそーいや
　 ここで寝たんだっけ…』



阿『とりあえずA離そうか』


岩『あー…悪りぃ…』


寝ぼけながらも離してくれて
やっと解放された



佐『照いたのー？』

ラ『さっきから
　 康二くんの声しか聞こえないんだけどw』



康二が騒ぐから結局みんな集まってくる



向『ちゃうねんちゃうねん！
　 ほんまにあかんでこれ！
　 お兄ちゃんは許さへんで！』



渡『は？何？無理無理無理無理！！』


目『照くんずるいっすわー！』


その後も
みんなから責められるひーくんに
申し訳なくてしかたない


岩『わーかったから！w』

向『絶対わかってへんやん！』




貴「ひーくんごめんね…？
　 私が一緒に寝たいって言ったから…」


みんなと部屋を出る時
コソッとひーくんに謝る

岩『え？全然。
　 むしろいい思いできたし？w』



そう言って頭をポンポンしてくるひーくんは
ほんとに女の子の扱いが
慣れてるんだろうなと感じて
そう思うと何故か胸が
ぐぅーっと苦しくなってくる


___痛い…苦しい…
　 ほんまになんなんこの気持ち…



胸の鼓動が速くなったり
苦しくなったり
SnowManに加入してからの私は
仕事も増えたから
そのせいでちょっと体調が崩れたのかもしれない
病院に行った方がいいのかなと
真剣に考えるのだった

101→←99

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す