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｢…ただいま｣
大野｢もう、心配したよ…｣
｢ごめんね、智くん｣
櫻井｢ごめん、｣
大野｢もういいよ笑｣
松本｢翔さん、モモおかえり｣
櫻井｢おう｣
松本｢で。2人は付き合ってるって認識でいいの？｣
櫻井｢まぁ、そうだな｣
翔くんがそう答えると、潤くんは｢はぁーー｣とでっかいため息ついて｢ちょっと来い｣と私を呼んだ。
｢な…に｣
松本｢モモはこれでいいわけ｣
｢うん｣
松本｢ニノのことはいいのかよ｣
｢私には関係ない…｣
松本｢あっそ、分かったよ｣
｢別に人の恋路に首突っ込みたくないけどよ、お前はもっと芯のあるやつだと思ってた｣
それだけ言い残して｢仕事｣って出てった。
"お前はもっと芯のあるやつだと思ってた”
その言葉だけが何度も頭で繰り返される。
自分が一番思っていたことを言い当てられて、胸に矢が刺さったまま抜けない。
大野｢モーモちゃん｣
｢はい？｣
呼んだ主の元へ行くと
大野｢はいこれ｣
渡されたのは1枚の紙だった。
｢智くん、これなに？｣
大野｢見りゃあわかるから。ね？｣
櫻井｢モモ、俺先洗濯回すよ？｣
そう言いに来た翔くんになんだかこの紙を見られちゃいけない気がして、咄嗟に隠した。
｢あ、うん。お先どうぞ｣
櫻井｢ありがと｣
とりあえず、1人で見れる場所が必要だと、部屋に向かった。
｢なんだろ…｣
開けると智くんの綺麗な字で
｢長野県○○市△△町□-□｣
そう書かれていた。
｢和のいる場所だ｣
直ぐにわかった。
裏を見ると
｢気持ち伝えなよ さとし｣
そう書かれていた。
みんなして何よ…
そう思いながらも私の指は長野行きの電車を調べようとスマホの上を滑っていた。
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作者名：YAGI | 作成日時：2018年4月28日 23時
