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｢ねぇー｣
二宮｢ん｣
｢何考えてんの？｣
手を繋いで隣で歩く和は、遠くを見つめてぼーっとしてる
二宮｢お前さぁ、ほんとに俺でよかったの｣
｢はっ？今更何よ｣
あのあとお母さんから｢今度また遊びに来なさい｣なんてお言葉頂いて、和が久しぶりにお前の飯食いてぇとか言うから2人で駅まで歩いてるところ
二宮｢いや、だってよ？翔ちゃんの方が頭は良いし顔も良いし、あの人から思い寄せられるってお前には勿体なさすぎるくらいだよ？｣
｢もしかして軽く貶されてる？わたし｣
二宮｢事実言っただけだけど｣
｢あーやっぱり翔くんとくっつけばよかったかなぁ｣
二宮｢嘘だわ笑｣
｢あのね、私あなたが好きなんだけど｣
二宮｢…ふふっ｣
｢ちょっと、笑わないでよ｣
二宮｢A？｣
｢なに｣
呼ばれた声の方を振り返ったら、触れるだけの軽いキスをされた
二宮｢あーー、なんか帰りたくなくなってきたわ｣
｢な、なんでよ｣
二宮｢お前独り占め出来ねーじゃん｣
｢ご飯食べたいって言ったのそっちじゃん｣
二宮｢お前すーぐあちこちでしっぽ振るから心配なんだよな｣
｢人を尻軽女みたいな言い方しやがって｣
二宮｢だってそーじゃん。大野さんの部屋行ったりさ｣
｢もしかして…ヤキモチ？｣
二宮｢ちゃうわ！｣
｢…ふふっ｣
私はやっぱりこの人が好きだ
二宮｢A｣
｢ん？｣
二宮｢お前俺以外に呼ばせんなよ名前｣
｢仕方ないなぁ｣
二宮｢A｣
｢だから分かったって笑｣
二宮｢好きだ｣
今度のキスはさっきとは違う
お互いの愛を確かめるように深いキス
夕陽の眩しいほどの光に照らされながら＿＿＿
fin.
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作者名：YAGI | 作成日時：2018年4月28日 23時
