８話 ページ9
キララ視点。
『……やっぱり最初は他の子も連れて行こうと思ったんだけどね、無理だったんだよね。』
レ「何故だ？」
『ただ生かし太らせ出荷する。そんな劣悪環境に11年程もいた奴等が逃げれると思うか……？体だって筋肉も付いて無いし。』
『連れて行っても邪魔なだけだ。どうせ逃げるなら俺だけ。』
エ「そんな…」
『あーあー、シケんなシケんな。』
『んで、なんで俺が逃げれたか、なんだけど……』
レ「あぁ。」
『それはな…』
『俺が秀才だからだよ。』
ソ「は？」
『ん？』
『俺ね、生まれつき頭が良かったんだよね』
『ほら、銃だって作れる位。』
腰から下げた銃を持つ。
ド「…」
『運動神経も抜群だった。』
『んでー、量産農園の抜け道見つけて抜け出してきたっつーワケ。』
『アイツ等多少は知能あるみてェだけど意外とトロイし俺より馬鹿だから逃げ出すのなんか簡単だったぜ？(笑)』
レ「は…？おま、人間だろ？」
『おう。それがどうした？』
ド「それがどうした？じゃねーよ！！！野良鬼ですらキチーのに知能ある鬼から逃げ切るとか…お前バケモンか！？」
『はははっ(笑)』
『それ、お前らが弱かっただけじゃね？や、違うか…』
『俺が強すぎただけだな！』
レ「……」
「「「(何だコイツ！！！)」」」
一気に空気が呑まれる。
『知ってっか？』
『化け物には化け物をブツけんだよ』
レ「お前…ホントに何者だ？」
『さぁね。ただの人間かも。』
エ「キララは…絶望しなかったの？」
『ん？』
エ「仲間はいない、自分一人で生きていくしかない、もしかしたら人は一生一人かもしれない。」
エ「いつ鬼に襲われるか…いつでも鬼に襲われてもおかしくない状況で…」
エ「絶望、しなかったの？」
『………あー…』
『んーとねぇ』
『話せる人なんて別に要らないし、一人で生きていく覚悟なんざとっくの昔にできてる。襲われそうになったら返り討ちにしてやる。それに……それに、俺は隙を見せねぇ。』
『だから……』
『人間の世界がないなら、作ればいい。』
『全部、俺一人で出来るから。』
ギ「…(凄い…)」
エ「キララ……」
『ん？』
エ「改めて言うね。私達に協力して！」
『…マジ？』
レ「何言ってんだ、エマ！協力者にするなんて……」
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綺羅(プロフ) - ルミナスさん» ありがとうございます。少しずつモチベが上がって来てるので頑張ります！ (2023年1月24日 3時) (
レス) id: 1c40c756d3 (このIDを非表示/違反報告)
ルミナス - 続き楽しみ！！！！！！！！！！！！！ (2023年1月21日 12時) (レス) @page9 id: d82d2213ef (このIDを非表示/違反報告)
綺羅(プロフ) - サラさん» ありがとうございます！今別のと同時進行なので、ちょっとずつちょっとずつやっていきます！ (2022年8月23日 12時) (レス) id: 1c40c756d3 (このIDを非表示/違反報告)
サラ(プロフ) - 続き楽しみ！！！！！！！！！！！！！！！！！ (2022年8月23日 6時) (レス) @page8 id: 0407d7412e (このIDを非表示/違反報告)
綺羅(プロフ) - 零さん» はい！頑張りますᕦ(ò_óˇ)ᕤ (2022年7月2日 23時) (レス) id: d514eccb9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：綺羅 x他1人 | 作成日時：2021年12月12日 12時
