量産農園産まれの秀才児【約束のネバーランド】

４話 ページ5

キララ視点



コイツ(レイ)死に急ぎ過ぎだろ。

レ「いや待て待て待て俺は＿＿＿」

「はいじゃあソンジュに聞いてみよう」

ソンジュでいいのな。

ソ「あれは10:0で死んでた」

「ほらぁー」

レ「オーイ！！」


俺もそう思う


レ「死なない！死なないから…！」

「……心配したんだよ」

レ「！」

「エマとレイが俺達のこと心配してくれるのと同じように」

「今回俺達みんなすげぇ心配したんだよ」

「うん、ドンとギルダも泣きそうだった」

いいねぇ、心配してくれる家族ってのがいるのは

ギ「助けが要るならそう言って」

ギ「辛かったら言って。我慢しないで」

ギ「私達だって頑張るから…何とかするから…」

ギ「危なかったらまず自分が逃げて……お願い」



ギ「お願いだから自分を大切にして」



ギ「私達のことを大切に思ってくれるのはうれしいけど」

ギ「エマ達だって同じように大切な家族なのよ？」

ギ「だから…」

ギ「お願い」

エ「うん……」

エ「ありがとう、ごめんねみんな」

丸く収まったみたいで、良かったな！

ソンジュの隣でにこにこと微笑む。


みんなが固まる。歩こうとしていた子も、歩いていた子も動かない。

『………？』

首をこて、と傾げる。

子供達もこて、と首を傾げる。

『………？…………？』

周囲を確認して再度前を見る。

そろっと自身に指を指す。

子供達が頷く。

『…………え俺？』

一切分からない、とでも言うような顔をする。

「………」


「「「「「「誰！！！？」」」」」」


「誰！？そして何故そんな他人顔できるの！？」

エ「何時からいたの！？」

ソ「全く気が付かなかった……何処から入った？」

『え、何が？』

エ「何が！！？いや何がって………………何が？」

ギ「混乱しないでエマ！！」

ド「マジで誰だ！？」

『……え今更？ずっと一緒にいたじゃん』

「いやいやいやいや！見覚えないし！」

ム「……誰？名前は？」

名前……そういや名前ねぇな。

『キララ。俺はキララ！』

キララ、今思い付いたけどめっちゃいい名前だろ？

「キララ…？」

『そ！キララ。秀才で〜す(笑)』

「自分で秀才って…」

『だって本当だよ？』

ム「とりあえず……向こうでゆっくり話しましょう。」

『そだね〜！』

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