量産農園産まれの秀才児【約束のネバーランド】

３話 ページ4

キララ視点



お、止まったな。ソンジュが向かってるのは…ん？

なんで高級農園の鬼共の方へ向かってるんだ？

馬みたいのに乗ってるしな…

誰かいんのか？お、黒髪の片目がいる………アイツか？

首に…81194って書いてあんな。

えーと…首は確か、GF(グレイスフィールド)ハウス……か。

彼処からの脱走者か？

おー、チェイス中々やんな。同い年か？

お！ソンジュが81194を助けたぞ！

面白ェ！

話しかけてみっか！！

隠れ家へ入ったな。俺もは〜いろ！




あ、でもお腹空いたからキノコ取ってきてからにしよ〜












俺がいるってバレない様に遠くの所のキノコを食べる。

人間塩かけたら大体食べれるんだよ。

塩無きゃダメだけど。




うまっ

焼いて塩いいな……

次は魚かなぁ





一晩経ったので、そろそろ隠れ家へ入ってみる事にした。



おお…迷いそうだな…

足音を立てない様、気配へと歩いていく。

「さて……」

「じゃあ私からも一ついいかしら？」

「？」

「エマに伝えたくて昨日からずっとうずうずしてたことがあるの」

何か話してるな。

へぇ、アホ毛エマって言うのか

「具合が悪なったら早よ言わんかい」

エ「！！」

エマ怒られてるぅ(笑)

エ「ギ……ギルダ？」

ギ「いい？倒れるまで我慢とかダメ、絶対ダメ！」

エ「うっ…」

ギ「返事は？」

エ「はいっ！」

ギルダ怖っわ(笑)まぁでも大事な家族だもんな。

ギ「大体エマはいつだって無茶がすぎるのよ！」

ギ「耳切るのだって当初の計画にはなかったし、勇敢なのはいいけど死んだら終わりじゃ無茶しすぎんな！！」

俺千切った

エマの顔どうなってんだよ(笑)

エ「ごめんなひゃい……でも」

ギ「"でも"じゃない」

エマ完全にビビってる……確かにアレは反論出来ねぇ。ギルダ目ェ笑ってねぇもんな。

「言われてる言われてる」

黒髪片目……お前それ自分に帰ってくるぞ？

「レイもだよ」

レ「ん？」

うわ、レイ汗かいてる(笑)

他人が怒られてる姿ってなんでこんな面白いんだろーな。

「オトリになってたって聞いた」

鬼に？？

「あのトカゲみたいな鬼も一人でやっつけようとするし」

馬鹿じゃん

「追手相手にただ鬼ごっことか正気！？」

「正気じゃない」

正気じゃないし馬鹿じゃん

「レイは目を離すとすぐ死のうとするからな」

「またかよ」

４話→←２話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す